勤務医開業つれづれ日記・3

「このマンガがすごい!2021」参加してます。あふれる”好き”を形に。マンガ感想とか書評を中心にしたブログです。

【感想】『おはよう、いばら姫(6)<完>』森野 萌 (著) 感動の完結です!「おはよう」って言われてガチ泣きするなんて……。【マンガ感想・レビュー】

 

『おはよう、いばら姫』6巻読みました!

 

いやあ、最高でしたね。

思い出しただけでまた涙出て来た。しかも、泣かせるのも1回ではありません。怒涛の涙腺崩壊ラッシュです。なんか泣く薬とか仕込んであるのか、ってぐらい連発でやられちゃいます。ティッシュで鼻、ブヒブヒです。

しかもニヤニヤしながら泣くってタイプのやつです。頑張って来てよかったね、幸せになれそうで本当によかったね、って気づいたら涙ポロポロです。

 

憑依体質の志津さんは学校にも行けず、自宅で隔離されています。高校生で家政婦のバイトしている哲くんは、ひょんなことから志津さんをお世話することになりました。志津さんに憑依しているのは基本4人です。年齢もバラバラ、性別も男性3人、女性1人です。みんなそれぞれこの世をされない理由というか未練があります。

 

どうしても志津さんの体質を受けいれられない両親とも、哲くんや周りの人の努力もあってすこしずつ距離を縮めることができました。そして志津さんは自分の感情を取り戻していきます。そのかわり一緒にいてくれた4人とのお別れの時は迫っています。その時、志津さんや哲くんはどうするのでしょう。そしてみんなの選んだ未来には何が待っているのでしょう? 

 

森野先生、本当に無事完結、おめでとうございます!素晴らしい作品でした。すごいおすすめです!!

 

 

 

 

 

 

「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家の一人娘・志津は、実は「死者の魂を呼び寄せる憑依体質」。美郷 哲と過ごすうちに、少しずつ本来の人間らしい感情を取り戻して変わっていく志津だけど、それは別れのはじまりだった――!? 憑依体質少女と家政夫男子のボーイ・ミーツ・ガール、感動の完結巻! 

 

 

 

いやもう、マジで泣くから!!

 

 

 

志津さん&哲くん(進展なし)

f:id:med2016:20170817185054p:plain

「手、つなぎます?」

「!?え…… あ、あれ……?」

 

はい、ごちそうさまです!

哲くんは人ごみで志津さんとぐれないように、手を差し出します。手をつなぎましょう、といって急に意識して赤面する二人。なにやってんだよ、もう!もっとやれ!!

 

f:id:med2016:20170817185742p:plain

(おはよう、いばら姫1巻より)

ちなみに、志津さんは1巻の時には全然実体感がなくて、まるで幽霊のような存在でした。このシーンが初めて哲くんにあった時の笑顔です。この笑顔に哲くんは一目惚れだってさ!

 

春道さん 

f:id:med2016:20170817185021p:plain

通称おっさんの春道さん。彼がこの世に残っているのは娘さんのことが気がかりだから。自分の娘と会うことができて、いろいろな物語が隠れているのが少しずつ明らかにされます。

 

哲くんに春道さんは自分の家族や志津さんの話をします。いつかいなくなるという春道さん。「忘れません」という哲くんの言葉に春道さんはありがとうと答えます。でもその言葉は細く、かすかです。

 

ここでガーンと涙腺がやられちゃうわけです。良く考えたら体は志津さんだけど、中身は中年のおっさんと男二人、夜中にベンチに腰掛けているんだけどね。なんでこんなに泣けるんだ?

 

 

みれいさん

f:id:med2016:20170817185039p:plain

実はいい人だったみれいさん。

っていうか、一番嫌なキャラが一番大事な人だったという、すばらしいどんでん返しですね。いやもう、泣くね

 

あとちょっとしたきっかけで、志津さんの心の中はいっぱいになって憑依しているみんなは志津さんの中にいられなくなります。みれいさんは哲くんにお別れの挨拶を言いにきたのです。書いていて泣けて来た。だってね、みれいさんは実は……。

 

 

志津さんの誕生日に

f:id:med2016:20170817185109p:plain

「哲くんだけでした……!」

 

このシーン、1巻から読んで来た人はわかると思いますけど、涙なしでは読めないですね。だって、志津さんはずっと誰一人いない別館に隔離されて、心の中の4人とだけ交流していた日々を、哲くんだけがゆっくりと開いていったのですから。

 

 

”その日はきっと、あなたが新しく生まれ変わる日”

”ハッピーバースデー 志津ちゃん”

 

ノートにこの一節を書いたのはきっとみれいさんです。そして志津さんが生まれ変わる、ということは自分たちがこの世から消えてしまう、ということと同じ意味を持っているのです。おめでとう、そしてさようなら。うれしくてそして悲しい記念日です。哲くんのあふれるほどの愛情を受け取ることは、一緒に過ごしてきたみんなとのお別れを意味します。 

 

この心の痛みって、みんなが経験する成長ですよね。だれしも素晴らしい出会いと、愛情と引き換えに今までの生活とはちがう時間をつむいでいくことになるのです。志津さんはずっとずっと長い間、閉鎖した空間で同じ時間を過ごしてきたみんなと、さよならも言えずにお別れすることになります。

 

 

 

そして、おはよう

f:id:med2016:20170817185123p:plain

25話がラス前、そして26話が最終話になります。

 

いや、もうね。また読み返して泣いているんだけどさ。25話は、「おはよう」→泣いて→気をぬくと→志津さんの号泣で一緒に泣く。 

 

憑依していた4人がみんながいなくなって、たった一人になる志津さんは眠り続けます。まるでたった一人で別館に住んでいた頃のように。でもどこにもみんなの姿はありません。みんなとさよならも言えません。ありがとうを言うことも、もう二度とできません。そして目がさめると隣には哲くんがいます。1巻では決して出てこなかった志津さんの感情。幸せと後悔とさびしさが一緒になって志津さんの心にあふれます。

 

最終話は、「一目惚れだったんだよなぁ」→ズガン!→(おはよう)→めっちゃ泣く

 

もうやられっぱなしです。読者も号泣する準備はできていました。それでも、そうきたか! 最初に哲くんに会いに行ったのは、やっぱり志津さんでしたか!みれいさんが会いに行くのはわかる。他の人が行くのもまあわかる。でも、やっぱり志津さん自身が哲くんに会いにいかないとね!で、ちゃんと告白するのは哲くんだから偉い!しかも2回も告白しなくちゃいけなかったし(1回目の告白の相手は実はおっさんだった。プププ)。

 

そして、おはよう。志津さんも哲くんも、志津さんの両親も、涼ちゃん(哲くんの妹)も千尋くん(哲くんの友人)もみんなにあたらしい世界が待っていますように!志津さんに憑依していた4人にもきっと素晴らしい未来がありますように!!

 

 

「おはよう」とか、あいさつじゃん!6巻で「おはよう」のあいさつだけで2回泣いたからね!別々のページで!!そんな素晴らしいお話でした。管理人的には花丸、二重丸です。すごい おすすめの全6巻です。森野先生、お疲れ様でした!

 

 

 

 

あとは気になっていたこと、追記してみました。

 

表紙の花と花言葉 

表紙に花がいっぱい描かれていますが、森野先生は花言葉をキーワードにしているそうです。わかる範囲でちょっと書いてみました。あと、描かれているのは誰なのか(いや肉体的にはみんな志津さんなんだけど)予想してみました。3巻と5巻が自信ないですね。誰だ?

 

 

1巻 志津さん

赤いバラ: 情熱、愛情、あなたを愛します(真紅だと、恥ずかしさ、内気) 

バラ1本:一目ぼれ、あなたしかいない

 

 

2巻 ハルさん

黄バラ: 友情、献身

そばの花: 懐かしい想い出、喜びも悲しみも、あなたを救う 

 

 

3巻 志津さん(?)

白バラ: 心からの尊敬、無邪気、純潔

サザンクロス: 願いを叶えて、まだ見ぬ君へ 

 

 

4巻  しのぶさん

紫バラ: 誇り、気品、尊敬 

 

 

5巻 みれいさん(?) 

青バラ: 神の祝福、奇跡 

ジニア: 不在の友を思う 

 

 

6巻はブーケ&花冠です!これは志津さんですね。

6巻の花は完全に管理人の推察です。間違っていたらごめんなさい。

ブーケの一番目立つ位置にある真ん中の白い花はジニア?いやデイジーかな。デイジーなら花言葉は”純潔”ですね!ピンクのバラ(美しい少女、しとやか)と黄色はフリージア(無邪気)、あと白はかすみ草(清らかな心)かな?オレンジの花がわからん〜。ガーベラ(神秘、冒険心)?オレンジのデイジー?でもオレンジのデイジーってマイナーですよね。でも白&オレンジのデイジーのコントラストかしらん?

バラいっぱいある花冠もボリュームあっていいですね。美人さんでないと似合わないやつだ、これ。

 

 

そして森野先生が表紙にしてあげられなかったカナトの黄色いバラをあげています。黄色いバラは”友情”そして”献身”ですね。

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【感想】『青春のアフター 4 』 緑のルーペ (著) 心に突き刺さった作品、ついに完結!胸が痛い……(ネタバレあり)【マンガ感想・レビュー】

 

『青春のアフター』ついに完結の4巻が出ました!

うわぁ……。これ痛過ぎますよね。男性が女性と付き合うと、どうしても出てくる男性のエゴや中途半端な感情をドロリと濃縮したような作品です。本当に「青春のアフター」です。人生やゲームの分岐でより良い方に向かうのが自然ですが、もしもバッドエンドにむかう方を選んでしまったらそのあとはどうします?リセット?クリア?やけくそ?

 

まことくんは失踪した初恋のさくらちゃんのことを追いかけています。でも30歳になって諦めてみい子と付き合い始めます。そしてまことくんが32歳の時、さくらちゃんは高校生のままタイムスリップして来ます。初恋と現在の恋の間に揺れるまことくんは一体どうするのでしょう?

 

まことくんはきちんと初恋の後始末をつけることができるのでしょうか?さくらちゃんとまことくん、みい子、辰巳の4人の幸せはどこに焦点を結ぶのでしょうか。それともいったい?もう切な過ぎて胸に突き刺さる作品でした。ものすごい読者は限定されますが、どえらいオススメでした!

 

 

高校生のままのさくら、32歳になった鳥羽と倉橋、鳥羽の婚約者・みい子。大人の修学旅行は、4人を思いもよらぬ方向へ・・・。 長い年月を経て、こじれてねじ曲がってしまった青春の後始末を、彼らはどう終わらせるのか――!? 

 

 

<当ブログ1〜3巻までの感想です>

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

 

注意: 管理人は『青春のアフターIF』を未読の状態でこの感想を書いております。聞いたところによると、IFにもいろいろと緑のルーペ先生がかかれたことが色々あるようですから、入手次第また更新したいと思います。

 

 

 

ゆれるバリ島の4人 

f:id:med2016:20170816235407p:plain

インドネシア、バリ島に行けなかった修学旅行をしにいくさくらちゃんとまことくん、みい子、辰巳の4人。そこになぜか辰巳の昔の恋人の澤さんが加わって5人になります。3巻ではさくらちゃんが姿を消し、まことが追いかけます。結婚の約束してる女の子がいるのに、他の娘追いかけちゃダメじゃん!

 

まことくんと結婚の約束をしたみい子の雰囲気は最悪になります。当たり前だ!ゆれるみい子はさくらの申し出をうけます。さくらはみんなの前から姿を消す、その前にまことくんと1日デートしたいということです。

 

「別に帰ってこなくていいから」

 

みい子はまことくんに言い放ちます。うわぁ。これ女の子がブチ切れてる発言です。絶対、緑のルーペ先生が昔女性から言われたことあるな!この段階でよく読むといろいろな条件が入り乱れています。すでにこの時点では、さくらはさくらではないかもしれません。

 

 

痛みは16年をこえてふたたび

f:id:med2016:20170816235334p:plain

さまざまな事態が重なります。まことくんの交通事故、さくらちゃんが二人、そして事故現場からまことくんと二人のさくらちゃんのうちの一人が消失。のこったもうひとりのさくらちゃんも姿を消してしまいます。

 

取り残された辰巳とみい子の2人は日本に戻り、みい子の過去を探します。そして与太話だと思っていたさくらちゃんのタイムトラベルの話を信じるようになります。

 

 

忘れて、そして忘れられない 

f:id:med2016:20170816235257p:plain

交通事故で16年後に飛ばされるまことくんとさくらちゃん。傷を負い、記憶を失ったまことくんをさくらちゃんが看病します。そしてバリ島にそのまま居ることにした二人。金髪のまことくんが徐々に黒髪に戻っていきます。純粋にさくらちゃんだけが好きな時のまことくんは全然頼りなくて、でも迷いがありません。まことくんは記憶を失いウソがなくなり、自分の心に素直になります。

 

傷つけ合うことしかできない夜 

f:id:med2016:20170817000457p:plain

さくらちゃんとまことくんが初めて一緒の夜を超えるシーン。そんな幸せなシーンですら、二人の愛の形は切な過ぎます。

 

まことくんは直後に記憶をとりもどします。まことくんがさくらちゃんへの一直線な愛情を持ったシンデレラタイムはここで終了してしまいます。みい子がいることを思い出したまことくんは日本へ帰ることを決意します。

 

 

そして二度と会えない

f:id:med2016:20170816235240p:plain

16年経って日本に戻って来た二人はさくらちゃんのボロボロな実家に戻ります。まことくんはさくらちゃんが止めるのも聞かずに向かった先には何があったのでしょう?そしてさくらちゃんはどこへ向かうのでしょう?

 

もう、さくらちゃん泣くなよ!

……いやもう切な過ぎて、言葉にできないね。

 

 

緑のルーペ先生の作品はこころに刺ささりまくります。前作のこいのことばとか、絶句するレベルですよね。今回の「青春のアフター」も多分、どでかい傷を負う人がいっぱい出るんじゃないのかなと思います。いやもうこの作品、すごい心に響いてしまいました。

 

男性がやらかす恋の失敗。やっちゃいけない選択を好きな女性の前でやってしまったり、一番大事にしなくちゃいけない人の前で浮ついた気持ちを出してしまったり。揺れちゃいけないシーンで動揺したり。そんなミステイクがひとつひとつの愛を歪めていきます。みんな寂しがりやで、わがままで、だからみんな一人ぼっち。どこにも出口がなくて、一度ミスするとそのあとどんなに頑張っても正解に届かなくなってしまう。 

 

胸が締め付けられるお話です。ほんとうに心に残る作品でした。まだ胸がドキドキしています……。緑のルーペ先生、完結おめでとうございます!こんなヤバい作品、ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

<以下、超ネタバレあります> 

 

『青春のアフター』で心が傷ついたみなさん、読み直しましたか?作品中にいくつか疑問点があるかとおもいます。私が気づいた範囲内でトリックやネタバレをしていきたいと思います。

 

 

 

ご注意!完全にネタバレになりますので、先にオリジナル本編をお読みいただくことを激しくお勧め致します!!

 

 

では、いいですか?

 

 

 

 

 

1)さくらの最後のセリフの意味

f:id:med2016:20170817153854p:plain

(青春のアフター4巻より)

 

聡明なみなさんならお分かりですよね。最後の樹は桜ではなく、じつは梅です。

 

「豊海高の化け桜……そんな名前付いていたんだ」

 

1巻からお読みの方はわかると思いますが、ここが32年前にさくらちゃんがタイムスリップした場所です。それ以来、この桜だけが早く開花するという豊海高の化け桜の伝説があります。

 

ではなく実は……?

さくらちゃん→梅子???

 

そう、ここで”さくらちゃん””梅子”になったに違いありません。これ以降も何度もタイムスリップを繰り返して、さくらちゃんではなく梅子としてまことくんの前になんども現れていたに違いありません!このラストシーンがさくらちゃんの折り返し点になっているんです、きっと。

 

 

2)あとがきの最終のコマはどこにつながる?

f:id:med2016:20170817154840p:plain

(青春のアフター4巻より)

 

『青春のアフター』最後のコマがコレです。これは2巻のこのコマにつながります。うわー、芸が細かい!!

 

f:id:med2016:20170817155124p:plain

f:id:med2016:20170817155137p:plain

(青春のアフター2巻より)

 

この時点でさくらちゃん=梅子は16歳のはず。自分のタイムスリップもまことくんの事故とタイムスリップも記憶喪失も最後に別れるるところまで、全てを経験しています。全部経験済みの16歳。

 

まことくんもこの時点で16歳。さくらちゃんがいなくなって呆然としている16歳。でも同じ年だよ、さくらちゃん!ここで全部知らない顔で「戻って来た」って一言言えばそれで済むのに!!

 

さくらちゃんはまことくんとの二人の結末まで全部知っていて、そして梅子としてまことくんの中に消えない傷として残ることを決意したんだね。あまりに切ない愛の形です。涙出てくるね。

 

そして2巻のまことくんの記憶のさくらちゃんはやさしく微笑んでいるのに、実際の4巻のさくらちゃん=梅子は目に涙を浮かべてさみしく笑っています。この表情の違いが2巻と4巻で積み上げて来た内容の違いなんです。あー、この愛の終わりを知っている。そしてあんなにさみしがり屋なのに、次にまことくんに出会えるまで梅子は一人なんですね。

 

3)さくらちゃんと梅子のタイムスリップはどこで起きている?

1巻 お話の最初16年間とんだのと、第6話でお酒を飲んでいてタイムスリップした。

f:id:med2016:20170817160728p:plain

(青春のアフター1巻より)

 

2巻 1巻でタイムスリップしたさくらちゃんは、梅子とまことくんがいる美大時代にたどり着きます。

f:id:med2016:20170817161036p:plain

まことくんと梅子の情事に衝撃を受けたさくらちゃんは再びタイムスリップします。

f:id:med2016:20170817161451p:plain

(青春のアフター2巻より)

 

そのほかにタンスを開けた痕跡があり、4巻ラストから2巻に飛んだと思われるコマがあります。

 

3巻 飲み会中、さくらちゃんのタイムスリップで入れ替わりで梅子が入ってきます。さくらちゃんは一瞬、まことくんのベッドの上にいますが、またすぐ飛んでしまいます。

f:id:med2016:20170817162610p:plain

f:id:med2016:20170817162621p:plain

↑ここで、さくらちゃんそっくりの梅子登場。

 

 

f:id:med2016:20170817162759p:plain

だから、3巻ラストの衝撃のキスシーンは多分梅子。以前にも何度もまことくんとは肌を重ねているからキスにも遠慮がありません。多分、上で載せた「褒めてくれる?」っていう4巻のシーンがさくらちゃんにとってはファーストキス、じゃないかな?

 

4巻 3巻と同じ場面の再現、ホテルのベッドの上、そしてまことくんと交通事故(上の傷だらけのまことくん)

f:id:med2016:20170817163228p:plain

f:id:med2016:20170817163344p:plain

(青春のアフター4巻より)

 

さくらちゃんは飛びまくって、梅子も飛びまくって、見た目がほとんど一緒だからみんな混乱します。しかもさくらちゃん(16)=梅子(20)の同一人物です。

 

精神的動揺とアルコールでタイムスリップするようです。梅子曰く、タバコを吸うことで精神を落ち着かせるということなので、梅子はいつもタバコを吸っています。

 

管理人も結構混乱しましたね。とくにさくらちゃんと梅子を別々に認識したところから全く別の話が飛び出して来たような印象を受けました!すごいです、この作品は。

 

 

 

4)最終話でみんな何歳?(1巻→作中→4巻)

 

まことくん 16→32→32歳

さくらちゃん 16→16→16歳

みい子 28→28→44歳

辰巳 16→32→48歳

 

みい子は第3巻14話で28歳、梅子(未来のさくらちゃん)は第2巻10話で20歳で独身フリーターです。

 

 

 

以上、大幅にネタバレを追記してみました。とにかく最初の印象だけでもすごいのに、梅子の存在を意識して読み込んだら、さらにゲロ出そうな作品になりました。みなさんに傷として残るか、美しい思い出として残るかわかりませんが、とにかくすごい作品だと思います。

 

『青春のアフター』みなさんにとってバッドエンドでしたか?ハッピーエンドでしたか?良い読書を。

 

 

 

 

 

 

追記1:

『青春のアフターIF』が同人誌としてとらのあなとメロンブックスで販売予定です!8月中旬発売予定とのことです。お見逃しなく!

www.melonbooks.co.jp

 

追記2:

緑のルーペ先生の『こいのことば』がいま、ポイント50%還元していますね。実質半額セール中です! 

6畳2間の秘密の恋。 美少女・悠里と漫画家の「せんせー」が繰り広げる、切なくてエロティックな物語。 WEB連載空間「ぽこぽこ」にて大反響の本作が、おまけページを加えて単行本化! 

 

追記3: 当ブログの1から3巻までの感想記事です。ご参考にしてください。

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

【感想】『タイムスリップオタガール(2)』 佐々木陽子 (著) また最高かよ!腐った女子中学生は生き延びることができるか?(ファーストガンダム風に)【マンガ感想・レビュー】追記:佐々木陽子先生からお返事いただきました!

『タイムスリップオタガール』 2巻出ました!やっぱり最高だな、これ!!

 

30歳、腐女子のはとこは中学2年生に生まれ変わります。死んだおばあちゃんは生きているし、体は軽くてアルバイトもしなくていい中学生ですが、お金は全くありません。中学2年だから大量に持っていた同人誌もゼロ。はとこはなんとか同人誌を買うお金を作りたい。

 

1巻ラストでは赤点のテストがはとこのお母さんに見つかります。すぐに説教され、漫画禁止令をつきつけられます。はとこにとって漫画禁止は「死」と同じ意味(プププ)。はとこは腐女子として幾多の苦難をどうやって乗り越えていくのでしょう?

 

いやあ、本当に楽しい作品です。どっぷり二次元にはまっている人ほど共感できると思います。30歳が中学生に転生っていうアドバンテージを勉強や恋愛といった別の要素にこれっぽっちも使わずに、ありったけのスペックと情熱で漫画とアニメに没入していく姿は、まさにオタクのかがみですね!3巻が待ち遠しいです。かなりオススメ!!

 

 

 

 

全力でオタクを生きる女子・城之内はとこ(30)は、コミュケの帰り道に同人誌と共に電車に轢かれ、その後、なんやかんやあって1996年にタイムスリップする!! 13歳の生活をエンジョイするはとこだが、母からオタクにとって死にも等しい[漫画禁止令]をつきつけられ…!? 

 

 

 

 

 

f:id:med2016:20170815132902p:plain

はとこ、なんとか漫画禁止令を回避しました。

よく考えたら中身30歳だから、オカンに漫画禁止されてもどってことないけど、中学生としては最高に厳しい判決ですよね。なんとかクリアしたはとこですけど「フラグ回避」って単語はなんか違うだろ!

 

 

f:id:med2016:20170815132926p:plain

いじめっ子の長谷川くんの言葉で全然ダメージがないはとこ。

中学生の女の子いじめってそんなもんだよね。だけど、当事者としては本当に深刻です。まわりはとってもびびって、はとこにもこっそり同情的なんだけど、いじめられるのがこわくてなかなか助けられません。はとこだけ、ほとんど聖人の域に達しています。

 

f:id:med2016:20170815132949p:plain

おおおスラダンとマサルさん載ってる〜〜〜

ワイルドハーフも密リターンズもマキバオーも〜〜〜

やべ〜こんなに感動すると思ってなかった〜〜〜ッ

あ”あ”あ”あ” 

生だよ 現物だよ〜〜〜

感動しかない

 

 

(黒塗りは管理人が外しました)

1996年の少年ジャンプを読んでマジ泣きするはとこ。

わかる!

いま、この年代の少年ジャンプあったら絶対手に取って読んでみるわ。間違いない。しかもリアルタイムで連載中だからな〜。

 

 

 

ちなみに今回、3ヶ月連続で少年ジャンプが復刻されています。

f:id:med2016:20170815134226j:plain

第一弾で復刻されたのがジャンプ最大部数の1995年新年3・4合併号と創刊号。創刊号ばっかり表に出て来ているけど、こっちの表紙の方をトップにしたらもっとみんな注目していると思います。この1年後が現在の設定ですね。本当にジャンプ黄金期です。

 

↑ちなみにネットじゃ書影がこんな感じ。これだけ見たら誰が買うか?ってかんじですよね。じいちゃんか? 

 

 

 

f:id:med2016:20170815133007p:plain

今なんか女子あつかいされたーーーッ

 

いまさら女子あつかいにビビる!

ジャンプ読みたさに同級生の男の子の家に乗り込んでいったはとこはふと我に返って、30歳で初めて男子の家に一人で来たことに気づきます。相手は中学生だけど!で、自分も中学生だけどね。いつのまにやら女子あつかいされているし。オタクなのにラブコメフラグも立って来ましたね。

 

女子力が強くなりすぎると「おばさん力」になって、さらに恋愛要素がゼロになると「おばあちゃん力」になるってことですかね。

 

すっかり30歳のはとこは「おばさん力」と「おばあちゃん力」にあふれているので、まわりの同級生を恋愛対象にしてません。でも、はとこにクラスで恋愛フラグが立ちまくるのは周りの中学生がはとこの「女子力」だとおもっているのが、実は「おばさん力」「おばあちゃん力」だから。

 

みんな目を覚ますんだ。

目の前にいるのは中学生の皮をかぶったおばさんなんだぞ!

しかも、かなり腐っているぞ(BL的に)!!

 

 

 

f:id:med2016:20170815133024p:plain

思いっきりBLのネームを描いたノートをいじめっ子の長谷川くんに取り上げられたはとこ。水の入ったバケツに入れちゃうぞ、っていう脅しにいっそ「やってくれ」と男らしく言い放ちます。

 

f:id:med2016:20170815133034p:plain

その時の脳内はとこ。

BLの濡れ濡れの場面が満載の妄想炸裂「外伝ノート」。いっそ水に沈めてくれ!っていう腐った女子の心の叫びがあふれています。

 

うまくいじめられなくてイライラしている長谷川くんと、ノートの中を絶対に見られたくないはとこは一体どうなるでしょう?

 

 

 

というわけで、『タイムスリップオタガール』2巻も最高でした!  

すごいな、この漫画は。オタク心を揺さぶるような作品です。なにもきちんと決まっていなくて、そのかわり将来の期待や夢にあふれていた、あやふやな中学2年生の感じがすごくよく出ています。

 

はとこはすべての知識や能力、情熱も、30歳でタイムスリップして来たアドバンテージも、すべてオタクになるためにだけ費やしています。アニメ見るために部活もやめるし、ジャンプ読むために男子の家に行くし、清々しいほどの腐女子魂です。

 

中身が30歳だからってスペックのインフレ起こしていないし、きちんと真剣にオタクになろうということだけを心に誓っています。早起きしてBLのネームを切って漫画を描き、お小遣いを貯めて同人誌を買うのが夢です。それって今、大人になって自分らがやっていることじゃね?それなのに、読者のこのドキドキ感はなんなんだ? 

 

3巻が来年2018年春って、待ちきれないですよね。すごいオススメの作品です!!

 

 

追記: 佐々木先生からお返事いただきました!うを〜、めちゃめちゃうれしい!ありがとうございます。これからも頑張ってください。応援しています!!

  

 

<関連記事> 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

【感想】『春風のエトランゼ 3』紀伊カンナ (著) 君にだけささげる、いとおしい日々【マンガ感想・レビュー】

 

『春風のエトランゼ』3巻読みました!

本当に名作ですね。胸にずしりと響きます。

 

BLですのでダメな方はご注意ください。この作品ならBLとはいえ読める人多いと思いますけど、どうなんでしょう?管理人は結構腐っているので、そこらへんの境界が不明瞭になっていますのでご判断はお任せします。でも名作です、本当に!

 

『春風のエトランゼ』は3巻ですが、『海辺のエトランゼ』の続編になっていますのでぜひとも『海辺のエトランゼ』から読まれた方がいいと思います。『海辺のエトランゼ』のころから作品の透明感が本当に好きでした。「海辺」は沖縄の離島、そして「春風」になってから舞台は北海道の函館に移ります。 

 

両親を失った実央くんに駿は話しかけます。小説家の駿はゲイですが桜子さんと婚約して結婚寸前まで行きました。実家を飛び出した駿と、帰る場所がない実央くんはお互いにひかれ合います。 

 

BL読める人なら絶対にオススメ。読めない人でも『海辺のエトランゼ』だけでもチャレンジしてほしいなぁ。あー、すごいいいもの読ませてもらいました!

 

 

 

 

 

 

海辺のエトランゼ 

f:id:med2016:20170814002103p:plain

ずっと海を眺めていた高校生の実央くん。そして実央くんに声をかけた駿。二人はお互いを強く意識し始めます。でも、この時の二人の時間はとても短いものでした。

 

 

3年後 実央くん

f:id:med2016:20170814002120p:plain

「大人になったから 戻ってきたよ」

 

いい子だ、実央くん!実央くんは20歳になりました(「春風」1巻より)。あれから3年たって、実央くんは駿の元に戻って来ました。

 

駿

f:id:med2016:20170814002137p:plain

「戻ってくるなら もっと早く帰ってこいよ」

 

ひゃー、照れ隠しの駿もかわいいですね。ちなみに駿は27歳(「春風」1巻より)。若く見えるよね。でも、お互いにいろいろ思うところはあって、実央くんは実は電話をかけたけど駿につながらなくて、駿はずっと実央くんのことを思っていたのに手紙を一枚だけ受けとっただけでした。

 

 

f:id:med2016:20170814002152p:plain

久しぶりの再会で、お互いの距離をちょっとずつ確かめます。ん、このシーンいいですよね!

 

 

桜子ちゃん

f:id:med2016:20170814004155p:plain

はい、桜子ちゃん乱入です!

駿の許嫁だった桜子ちゃんが北海道から駿に会いに来ます。駿の父親が病気になったということです。駿は動揺します。簡単には家には戻れないけど、父親の病気もすごい気になる。

 

桜子ちゃんは駿のことが好きです。そして駿は桜子ちゃんのことを振り切ることができません。実央くんをおいて北海道に戻るか、父には会わずにこのまま沖縄にいるか。駿の心は揺れてしまいます。

 

 

春風のエトランゼ 1巻 

 

f:id:med2016:20170814004856p:plain

駿は北海道の函館の実家に戻ることになりました。結局、実央くんを一緒に連れて行きます。実央くんまで函館にくると思っていなかった桜子ちゃんは思わず実央くんをビンタします。

 

駿の実家には、あれ?知らない子供がいます。だれ?

実は、両親が施設から引き取った養子の弟のふみくんがいました。

 

f:id:med2016:20170814005225p:plain

結局、駿はそのまま実家に留まることになり、実央くんも一緒に居候することになります。このアングル、すごいですよね!実家の犬と実央くんは楽しそう。そして駿くんは久しぶりの実家と、おもに父親との相性の悪さで気分がローな感じです。

 

 

春風のエトランゼ 2巻 

f:id:med2016:20170814100100p:plain

駿は「春風」で小説が入選して、連載をやっているようです。でも、小説については毎回苦労の連続の様子です。編集さんもピリピリです。どうやら駿はこの編集部でアルバイトとしてむかし、働いていたようです。

 

f:id:med2016:20170814010127p:plain

元旦で仕事明けでハイになっている駿。でも自分の小説を書くという仕事が不安定で、そばにいる実央くんと比べても自分がダメな人間だと落ち込みます。

 

ちなみに実央がタチで、駿がネコです。この攻め受け逆な感じもまたいいですよね。

 

 

春風のエトランゼ 3巻 

 

f:id:med2016:20170814100116p:plain

駿が苦労して書いた小説が大ヒットしてしまいます。いままで駿は仕事が安定していなく不安だったのに、当たったら当たったで外に出られなくなってしまいます。困ってしまう駿と周りの人間たち。沖縄時代のみんなも函館にやってきて、どんちゃん騒ぎします。

 

 

f:id:med2016:20170814012357p:plain

週刊誌に宴会をスクープされ、かってにいろいろ書かれてしまう駿と実央くん。でも世間一般からどう思われていようと、二人は仲良く毎日を過ごして行きます。

  

 

 というわけで、最高の3巻でした!

『春風のエトランゼ 』3巻で第一部完のようです。次は5年後の設定のようですから、4巻では駿が27→32歳、実央くん20→25歳、そしてふみくんが7→13歳(ふみくんだけ+5じゃないのは3巻にそう書いてありました)ぐらいになるはず。みんなは一体どうなるんでしょうね?実央くんは髪の毛も伸びて、ちょっと大人っぽくなった感じじゃない?

 

紀伊カンナ先生の描く人物っていいですよね。桜子ちゃんや駿のお父さん、お母さんってきちんとした生活感があると思いませんか?地に足がついている感じですよね。桜子ちゃんがふみくんに「しゃんとしなさい」(「春風」2巻)っていうセリフあるんですが、きちんと親御さんに育てられたんでしょうね。なんだか母親に言われているようでジーンと来ました。 

 

 

 

実央くんは基本女の子が好きでノーマル寄りですが、たまたま好きになっちゃったのが男の駿だ、って言います。明るく朗らかで、仕事をちゃんとして(かつエロい)、でも両親とも死んでしまっていて帰る場所がありません。

 

一方の駿は最初から女の子は全然ダメで、男性が好きなんだけど男性に対しても受け身です。実家に戻ると世間の目も冷たいし、近所じゃうわさになるし、小説が売れたらゲイとしてマスコミに面白おかしく取り上げられちゃいます。

 

二人はお互いのことを思ったり、時にはすねたり、不安になったりもします。同性愛だから、お互いを求め合う感情だけがよりどころです。結婚もできないし子供もできない。二人の関係を結びつけているのは両方の愛情だけです。だからこそ一日一日がいとおしい。

 

なんというか、もうもだえますね。読者としては二人の関係を読みながらベッドに寝っ転がってうわっっっっ、ていいながら枕バンバンする感じです。そして、BLだとハッと気づくわけです。何やってるんだ、自分?とにかく、もう絶対に読んでほしい作品です!絶対にオススメです!!

 

公式HP 

 

toritokaizoku.web.fc2.com

 

旧公式HPはこちら 

とりとかいぞく

http://toritokaizoku.blog.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

【新人ジャンプ36・37号読み切り】『転生起―HAKUSAI―』藤村どら先生にめっちゃ期待!【手塚賞準入選】

『転生起―HAKUSAI―』藤村どら先生がジャンプ36・37号で読み切り掲載されました!すごい作品でましたね!!

 

 

最初に手塚賞に応募して、ジャンプ編集部から呼び出しくらっていましたので「手塚賞出るのか?」と、かなり周辺がざわついていた人物です。

f:id:med2016:20170812082755j:plain

 

 

手塚賞の講評で尾田、鳥山両巨匠がかなり推していた作品で、手塚賞準入選しています。

 

まさかのラブストーリーに驚いた。また白菜で物語を描き切った根性を称えたい。絵もシンプルだが魅力がある。尾田 栄一郎

ユニークな設定や展開がよく練られていて面白かった。鳥山 明

引用:週刊少年ジャンプ 

 

この大騒ぎっぷりからして、大賞獲るかと思っていました。でも、準入選でもすごいです。 

 

 

 

『転生起―HAKUSAI―』 ハク

f:id:med2016:20170812075554p:plain

 

「この世は生物は死後、来世を選択することができる」ー少年ハクは来世「白菜」への転生を望んでいた。しかし同じく白菜転生を望む少女と出会い、ハクの想いは揺らぎ始める。 

 

俺は絶対白菜になる!

 

 

いや、ジャンプ的には海賊王だろ、そこは!さっそくつかみから笑わせてもらいました。なんだかシュールなマンガだな、これ。

 

次に何に転生するか、みんなが試験を受ける世界です。雑草になるのも大変らしく、白菜やタンポポは誰でも知っているのでかなり難関らしいです。ハクは生前人間で、白菜を食べてすごい幸せを感じたので次には白菜になりたいと希望しています。

 

 

 

 

 

ナナコ

f:id:med2016:20170812075607p:plain

いっしょに白菜に転生を目指すナナコさん。ナナコさんは前世が白菜。おなじものになるのは難しいと言われていますが、同じ白菜に転生希望のハクと二人で一緒に努力して高い倍率をくぐり抜けていきます。

 

でも、ナナコさんは最後の試験会場にいません。ハクとナナコさんの試験結果はどうなったのでしょう?そして二人はどんな決断をしたのでしょう?

 

f:id:med2016:20170812075618p:plain

 

みんな転生していきます。前世のことは全て忘れてしまいます。それでも心の中から湧き上がってくる衝動を抑えることはできません。生まれ変わってもラブストーリーにもなっているところが本当にすごいです。だって、白菜に転生だよ?どうやって恋愛ものにするのよ?すごいな、これ!

 

 

 

ハクの友人のタンポポ希望もかないましたね。ハクくんの素晴らしいラブストーリーを聞いて感動しているのに、それでも頑固に単為生殖を行うセイヨウタンポポがいいっていうには、よほど前世でひどい恋愛をしてしまったに違いありません。

 

ちなみにセイヨウタンポポの3倍体による単為生殖って結構レア知識だとおもいますがどうでしょう。セイヨウタンポポは勝手に受粉と関係なく増えることができるので一つでも生えるとまわりにクローンが増えますが、在来種は自分の花粉が受粉しても強い自家不和合性を持っているため、単独では増えることができません。まあ、生物系の人だけの豆知識ですね。

 

 

 

藤村どら先生 ご挨拶 

f:id:med2016:20170812082812j:plain

 

ということで、受けない人には全くわからないと思いますが、個人的にはめちゃくちゃおもしろい作品でした。

 

今回の短編自体はジャンプじゃなくてアフタヌーン系な印象ですけど、明るさとラブストーリーとギャグを兼ね備えた才能だと思います。新人の先生としてはスマッシュヒットですよね。絵柄も好きですね。これからお話も絵もどんどん伸びていってほしい作家さんです。 

 

藤村どら先生、頑張ってください。応援しています!

 

 

 

 

 

 

mantan-web.jp

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

 

 

 

 

【感想】『たそがれたかこ(10)』入江喜和 (著) 堂々完結!中学生に恋するたかこさん(45)、ロックだ!【マンガ感想・レビュー】

『たそがれたかこ』最終10巻出ました!

この物語についにピリオドが打たれる日が来てしまいましたね……。発売が1ヶ月遅れた時は一体どうなったかと思いました。本当に待ちに待った最終巻でした。

 

バンドのナスティインコのファンになって、中学生のオーミに恋している45歳のたかこさん。娘の一花は拒食症で不登校。高校進学もいろいろハードルが高くて大変です。そんなたかこさんにいったいどんな未来が待っているのでしょう?

  

入江喜和先生の丁寧な話が好きです。たかこさんと一花が歩んだ全10巻。きっとこの作品を大事に思ったり、必要とする人がいっぱいいるはず。届くべき人に届いて欲しい素敵な物語でした。入江喜和先生、お疲れ様でした!

 

 

 

「自分から言ったことのない言葉を言いたくてガマンしてる」一花の進学先探しもひと段落し、かすかな希望が見えてきた春。たかこは、ナスティインコのライブに2度目の参戦! 今度は、片思い相手の中学生男子、碧海と二人。大好きな谷在家光一くんの歌声に包まれ、たかこの心が走り出す!! 45歳のロックンロール、堂々完結!! 

 

 

<9巻関連記事>

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

授業見学 

f:id:med2016:20170810222419p:plain

たかこさんと娘の一花は高校を見学に行きます。不登校と拒食症でずっと迷いつづけていた一花はようやく自分を受け入れてくれる場所を見つけられそうです。

 

 

美馬さんのいない美馬 

f:id:med2016:20170810222436p:plain

 

倒れた美馬さんのかわりに公平くんが頑張って「美馬」を切り盛りしています。美馬さんがいたころより繁盛しているようですが、実はみんな美馬さんファン。みんな美馬さんの帰りを心待ちにしています。

 

でも、いちばんおいしいところを持って行ったのはマキちゃんと一緒にいる公平くんですよ。美馬さんはマキちゃんに振られたショックで入院しちゃったんですから。

 

f:id:med2016:20170810222555p:plain

マキちゃんと公平くん、いつまでもお幸せに!

 

 

Zepp DiverCity 

f:id:med2016:20170811011546p:plain

 

たかこさんは二度目のライブ。オーミくんはそのライブには行けませんでした。最初のライブよりずっと大きいお台場のハコです。Zepp DiverCity(TOKYO)での対バンみたいです。チケット見るとバンド4つかな?

 

ナスティインコライブ 

f:id:med2016:20170810222518p:plain

「今日 この一瞬だけは ガマン解除で

キラキラしてください」

 

ついにナスティのライブが始まります。チケットの記載順だとラス前で、トリは別のバンドのようです。ナスティのボーカル、光一の言葉がたかこさんの心に刺さります。

 

 

オーミとたかこ

f:id:med2016:20170810222538p:plain

オーミはすぐに引っ越していなくなってしまいます。ナスティのライブは最後の一音へと向かいます。ついに自分の心に正直になったたかこさん。オーミに自分の気持ちは届くでしょうか?

 

 

美馬さんとたかこさん

f:id:med2016:20170810222753p:plain

たかこさんはライブ後に偶然美馬さんと出会います。ものすごいモテる美馬さんはマキちゃんに逃げられます。そのショックで倒れて救急車で運ばれてしまいますが(9巻)、ようやく復活です。

 

美馬さんに好きなオーミの話をするたかこさん。45歳のたかこさんと中学生のオーミってすごいけど、美馬さんとマキちゃんもすごいよね。45歳なのに恋愛ビギナーなたかこさんですが、自分の思いの丈を言葉にできてすこしスッキリ。美馬さんもそんなたかこさんが素敵に見えます。まあ、女たらしの美馬さんのことだからその場の雰囲気で適当なんだけど。

 

 

ちなみに1巻のたかこさん(1年前)↓ 

f:id:med2016:20170810223455p:plain

(たそがれたかこ1巻より)

  

1巻見るとわかりますが、本当にたかこさんは明るくなりましたよね!化粧や髪の毛もそうですけど、生活や心が若返っている感じです。

 

 

たかこさん&一花 風にふかれて

 

f:id:med2016:20170810225356p:plain

 

最終話はタイトルが「風にふかれて」。英語だと"Blowin'The Wind"です。ノーベル文学賞をとって物議を醸し出したボブ・ディランの有名な曲です。

 

一花は徐々に高校になじんで行きます。あれだけいろいろあって、でもほんのすこしずつでも成長してお姉さんになりましたね!親の立場になっちゃって涙ウルウルです。 

 

 

 

そしてついに『たそがれたかこ』の物語は終わりをつげます。

たかこさんはライブの時にオーミからもらったナスティの缶バッジをいまでもバッグにつけています。そのバッグを持って、ナスティのライブにまた向かいます。最終話タイトル「風にふかれて」にあわせて考えたら、思い浮かぶのがこのフレーズ。

 

"The answer is blowin' in the wind" 

 

きっと45歳のたかこさんには、これからもいっぱいいろいろな事が起きるに違いありません。でも1年前には知らなかった本当に自分の好きなもの、そして心から自分が好きな人ができました。

 

大人だって、中高年だって、更年期だって、好きは好きだし、熱くなれるし、泣いたりもする。45歳になっても途方にもくれるし、何が起こるかわからないし、いまでも何だってできる。きっと答えは風の中。

 

『たそがれたかこ』っていう人生の下り坂をイメージした、たそがれたタイトルをたかこさん自身のキャラがぶっ壊して、やけくそに明るいエンディングにしてくれました。ネガティブだったたかこさんがつまづきながらも前向きに明るく進むお話でした。心にしみる全10巻、堂々の完結です。

 

たかこさん、ロックな人生だな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

【感想】『ダンジョン飯 5巻』九井 諒子 (著) ダンジョンの謎はより深く、出口は遠く、そしてハラは減る【マンガ感想・レビュー】

『ダンジョン飯 』5巻出ました!

炎竜に食べられてしまったファリンちゃんが復活しましたけど、狂乱の魔術師であるダークエルフが不穏な動きをしています。ダンジョンの深層でライオスたちパーティーは無事に地上に出ることができるのでしょうか? 

 

相変わらずライオスのパーティーはみんないい味出しています。ダンジョンの深部で漬物つけるなよ、お前ら。そしていきなりお侍も乱入、九井先生お得意のなんだか変な世界がまた拡張されたような5巻でした。はっきり言って面白いです!かなりオススメです!!

 

 

 

 

炎竜(レッドドラゴン)を倒し、ついに妹のファリンを救出したライオス。 ホッとしたのも束の間、彼らの前に、迷宮の主・狂乱の魔術師が現れる……! 果たして、ライオス達は生きて迷宮を脱出できるのか!?  生きて帰るまでが冒険だ! 食事もストーリーも怒涛の第5巻! 

 

 

<4巻関連記事> 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

 

 

第29話 炎竜7 

f:id:med2016:20170810154417p:plain

炎竜編の最終話です。全部で7話編成でした。ファリンちゃんはマルシルの禁断の黒呪文で復活しました。でも夜になると様子が変です。キーワードは「デルガル様」

 

 

f:id:med2016:20170810154430p:plain

第28話 炎竜6のラストシーンで出てきたダークエルフがファリンちゃんを呼び寄せていたのです。 

 

第12話 宮廷料理(第2巻)でライオスが絵画の中に入って料理を食っている時に、それを見つけたダークエルフと同じ人です(人、って言っていいのかな……?)。

 

”迷宮の主 狂乱の魔術師”と呼ばれているようです。ですがこのダークエルフはファリンちゃんのことを「竜」と呼び、

「陛下もじきにお戻りになられる」

と謎の言葉を残します。”迷宮の主”と呼ばれていますが、実はこのダークエルフは陛下と呼ばれるひとに支えているのでしょうか?そして陛下=デルガル様?謎が謎を呼びます。

 

 

 

第30話 良薬 

f:id:med2016:20170810154720p:plain

 

ダークエルフから間一髪逃れたライオスたちは、オークの集団に捕まります。センシはオークたちに、匂いが違うからわからなかった、と言われました。第14話 水棲馬(第2巻)でマルシルが思いっきりセンシを石けんで洗いましたから、 

 

「ゾン族長の妹君」の兄とは第9話 オーク(第2巻)で、捕まってパンを焼いて食ったときに「お頭」と呼ばれていたオークがそうなんでしょう。

 

30話はチルチャックがいい味出していました!ファリンちゃんを救出したいのは山々ですが、一度地上に出て体制を立て直してくる方針になりました。

 

 

 

 第31話 シーサーペント 前編

f:id:med2016:20170810154733p:plain

第10話 おやつ(第2巻)で宝虫にやられたカブルーたちのグループです。ライオスたちが宝虫を料理して(……)、死体がゾンビにならないようにお祈りをしてあげてます。

その後、第15話 雑炊(第3巻)で死体回収屋に復活してもらいます。しかしすぐに人魚にやられてしまいます。

 

再びライオスたちは彼らの水中にある死体を引き上げておきます。でもライオスは2回も救った相手の顔を覚えていない様子でした。

 

という前振りで、死んでいたカブルーたちはタンスさんに再び蘇生されます。そしていろいろと邪魔をしていた(彼らが死ぬのを待っていた)死体回収屋にリベンジします。

 

 

 

第32話 シーサーペント 後編

f:id:med2016:20170810154904p:plain

 

ライオスたちに宝石や食料を奪われたと勘違いしてうらみをもっているカブルーたちは腹ごしらえをします。そして見た目が爽やか美形のカブルーがかなり真っ黒な性格なのが判明。でもなかなか推理力はあり、しかも人に興味があって人と人とのつながりをいろいろと知っています。

 

でも、またカブルーたちは怪物(シーサーペント)と出会って死にそうになってしまいます。 基本的にカブルーたちのパーティは弱いな。

 

 

f:id:med2016:20170810154919p:plain

ピンチのカブルーパーティー。そこにお侍一行が参上します。軽く怪物を蹴散らした一行にカブルーは近づきます。カブルーは頭も良くてピンと来る。自身の魅力もあるのでしょう、良くも悪くも人たらしな感じですよね。 

 

 

 

第33話 ドライアド 

f:id:med2016:20170810154948p:plain

 

オークたちに救ってもらったライオスたちは地上を目指します。でも迷宮で、全然上に上がることができません。 

 

 

f:id:med2016:20170810111601p:plain

ドライアドをなんとかクリアしたり(プププ)、 チルチャックがセンシに性教育のレクチャーをされたりといつものドタバタです。

 

 

 

 

第34話 コカトリス 

f:id:med2016:20170810155112p:plain

 

まだまだトラブルは続きます。石化する怪物コカトリスに一行は遭遇します。魔法をつかえるマルシルが石化してしまい、パーティーは機能停止します。 

 

 

f:id:med2016:20170810111554p:plain

 

魔法初心者のライオスがなんとか治癒魔法を覚えてマルシルを石化から治します。マルシルが鍋をまたぐらにのせているのは、結構バカっぽいよね。 

 

 

 

第35話 掃除屋 

f:id:med2016:20170810155305p:plain

 

扉絵はおそらく地上のみんなのお掃除姿ですね。ヒゲのセンシが別人すぎて、一体誰なのか、なんの絵なのかしばらくわかりませんでした(笑)。

 

ライオスたちが飯を食っている最中に、お侍パーティーに遭遇します。実は旧友のシュローです。そして、ライオスたちを逆恨みしているカブルーたちもライオスとご対面します。

 

カブルーたちが死んでいる状態では2回も会っているライオスですが、ご挨拶はやっぱり

「はじめまして」

でした。ライオス、他人に興味ないのかもしれませんが覚えようよ、人の顔。

 

 

 

 モンスターよもやま話-5-

 九井先生、相変わらず無駄に細かい設定、ありがとうございます。

 

f:id:med2016:20170810160203p:plain

 

みんなが思っているはずの一言、

マルシル、いつまでカエル着てるんだ?

 

チルチャックの「本当は気に入ってんだろ」って、当たりですね?でしょ? 

 

 

 

というわけで、『ダンジョン飯』5巻もまたまた笑わせてもらいました!いろいろとお話が深くなってきました。そして、書いている通りに2巻と3巻の伏線回収が大変多い5巻でしたので、複雑な印象が出てきたかもしれません。きちんと読むとすごいな、この物語の深さは。

 

でも、あんまり気にせず読んでも笑えるのが『ダンジョン飯』のスゴイところです。気軽に読んで、笑って、楽しんで、気になったら最初から読み直すとさらに深い。とにかくいい作品です。スゴイおすすめです!

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

 

【感想】『となりのバカと続く嘘』あむぱか (著) キスとウソと幼馴染。バカだけど甘い君のキス【マンガ感想・レビュー】追記:あむぱか先生からお返事いただきました!

 

 

 『となりのバカと続く嘘』でましたね!

なにこれ、最高!!

二人は告白もしていないし、手もつないでいない。付き合ってもいない、背中に触れたりもしない。だっこもおんぶもまだ未経験。でも、

毎日キスをする

って、なんだそりゃ!キスだけするのか?しかも毎日!両思いなのに順番逆でしょ!!

 

キスは毎日しているのに、それ以外二人ともポンコツ。悠里ちゃんは変態だし、バレバレのウソをつくからなおカワイイ。悶えるね。めちゃ押しの作品です。

 

 

病気の悠里ちゃん 

f:id:med2016:20170808135245p:plain

私は病気だ

異性の唾液を取らないと

呼吸困難で死んでしまう

 

 

さわやかな朝。高校生の二人はお互いわかり合った感じで目を合わせ、そして唇を重ねます。

「治らないんだな……」

「うん……」

なんとなく『君の膵臓を食べたい』とかの病気設定のストーリの雰囲気です。

 

 

はい、ウソでした!

f:id:med2016:20170808135258p:plain

そんな病気が

あるはずないんだけど…… 

 

 

ウソかよ!!

そんな悠里ちゃんが大志くんとキスをしたくてウソをつき通して

5年間、毎日キス

してます。

 

 

幼馴染の大志くんは気付いている

f:id:med2016:20170808135517p:plain

うちの幼馴染はバカだ。

こんな嘘に気付かないフリなんてさすがに難しい。

 

 

実は大志くんは悠里ちゃんのキスするウソに気付いています。そりゃ、そうだ。小学生から中学、高校と5年間も毎日欠かさずキスするってある意味、偉業ですよね。家族や夫婦でなければ、毎日欠かさず会うことすらなかなかできることではありません。

 

 

悠里ちゃん、かぐ

f:id:med2016:20170808223621p:plain

(大志くんの体操着)

すうー

いい匂いする

 

ストップ!ちょっと待て!!

悠里ちゃんの変態はとどまるところを知りません。このあと大志くんの体操着、かぐだけでなく噛んでたしな。

 

 

悠里ちゃん、もぐる

f:id:med2016:20170808223639p:plain

(大志くんのお布団)

朝からお布団にありつけるなんて……

おばさん ありがとう‼︎

 

おいおい、次は布団かよ?まずいよな!でも「徒然チルドレン」8巻の東条さんも同じことしていたしな。まあわからんでもないが、客観的に見るとすごい絵だよね……。こんなところ突然見られたら悶絶しますね。

 

 

悠里ちゃん、泣く 

f:id:med2016:20170808224025p:plain

私って……

わがままで……バカな嘘つきだ……

 

はい、悠里ちゃんのベストショット、いただきました!

9話の動物園の帰りの場面ですが、すごいいいよねこのシーン。家の前で大志くんと悠里ちゃんがお互いの気持ちを確認しようとするところなんですが、なかなか上手くいきません。

 

二人は告白もしていません。手もつないでいないし、付き合ってもいません。それなのに毎日キスしまくりです。なんというバランスの悪さ。悠里ちゃんはウソをついている罪悪感と、好きな人とキスできる幸福感で揺れまくります。

 

大志くんもやっぱり照れまくっていますが、男の子なので最後は根性みせてリードしなくちゃいけないよね?一体どうなるのかな、もう。このふたりのドタバタったらありゃしません。見ていてニヤニヤしまくりです。悶えますね。

 

あと、カバー下にもおまけ漫画が載っていますので絶対に見逃さないほうがいいですよ。悠里ちゃんがかわいすぎます。

 

 

というわけで、めちゃめちゃ最高な一冊が登場しました!この絵柄でほとんど毎回キスシーンが出るなんてなにかが間違っています。すごいオススメです!!

 

 

 

 

追記: あむぱか先生からお返事ただきました!スゴイうれしいです。これからも応援します。頑張ってください!!

 

 

<試し読み>

mangalifewin.takeshobo.co.jp

 

個人的には同人誌のバージョンもすごい好きです!

www.pixiv.net

f:id:med2016:20170808140947p:plain

 

襲われて照れる大志くんがかわいい!もうじき公開終了するので、早めにゲットしておいてください!

 

 

2018.08.10追記:『となりのバカと続く嘘』特別編でました!

www.pixiv.net

f:id:med2016:20170810221147p:plain

な・に・こ・れ! 

破壊力つよすぎ。悠里ちゃんのめちゃめちゃカワイイ問題、発生中です!

 

 

【発売直前】『寿司 虚空編』小林銅蟲 (著) 落ち着け、巨大数を数えて落ち着くんだ→無理 ついに8月10日発売!

ついにこの日が来た!

巨大数についての漫画、『寿司 虚空編』が具現化します。すでに「巨大数」と「寿司虚空編」って単語自体が、関係よくわからない風になっているんですが、それで迷っていたらダメです!いや迷うのが正常な反応なんですが、とにかく

デカければいい

というロマンを追い求めた才能の無駄遣いを見てください。理系購入必須!! 

 

寿司 虚空編

 

 

 

以前、紹介させてもらいました。

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

f:id:med2016:20170808084912p:plain

まあ、こんな漫画です。よくわからないですよね。管理人もわかりません。

 

小林銅蟲先生はこんなスライドも作っています。

www.slideshare.net

 

 

www.slideshare.net

 

巨大数って宗教の伝道師みたいですね。 

 

 

というわけで、全然わけわからないと思いますが、巨大数についてちょっとでも興味がある方は8月10日をお見逃しなく! 

 

 

巨大数論 第2版

 

 管理人も買っています。巨大数の教科書です。

 

 

小林銅蟲先生の著書 これも吹っ飛んでます。料理ですけど。

 

 

 

 

 

 

【感想】『ぼくたちは勉強ができない 2』筒井大志 (著) ますます加速する「ぼく勉」2巻はジャンプ・ラブコメを変えるか?【マンガ感想・レビュー】

 

『ぼくたちは勉強ができない』2巻が発売になりました!

すごいな、この漫画は!本当にジャンプの歴史を変えるかもしれん。

 

ジャンプ・ラブコメにおける(個人的)必要充分条件、ハーレムである、ヒロイン達がかわいい、予想を超えるが、期待は裏切らない、などというハードな条件を軽々と超えてきやがります!

 

2巻は3年最初の中間テストから始まります。球技大会と勉強合宿(学習強化合宿)となっています。2巻は8話から16話までです。1話完結なのにテンポがいいですよね。

 

正妻候補の緒方理珠(おがたりず)&古橋文乃(ふるはしふみの)、大人気の武元うるかと、さらに桐須先生など2巻ではいろいろと美味しい新キャラも増えてきて、すでにメディアミックスは疑う余地もありません!動くみんなが見たいですよね。すばらしい2巻でした。かなりオススメです!

 

 

 

教育係として文乃・理珠・うるかの3人に勉強を教える成幸。中間テストで平均点以上を取らせろと言われるが!? そして、勉強合宿では理珠が行方不明に…!! 

 

 

<5巻感想>

<3巻感想>

<1巻感想>

 

 

 

カバー下 文乃ちゃん

f:id:med2016:20170804135442p:plain

カバー下は文乃ちゃんです。これいいですね。

 

 

桐須先生

f:id:med2016:20170804135505p:plain

元教育係の桐須先生。けっこう冷徹な感じです。唯我くんがやっている教育係をやっていました。唯我くんの方針に対してはかなり否定的。でも唯我くんのよさもちょっとずつ理解してきている様子。

 

 

うるかちゃん

 f:id:med2016:20170804135630p:plain

筒井先生の時代が、きたな……!

水泳部のうるかちゃんの着替えサービスカット、あざっす!うるかちゃんの日焼けあとが、もう目にこびりついてヤバイです。1巻の「日焼け跡 エロいもんね!」を早速回収してもらっています。

f:id:med2016:20170804193848p:plain

『ぼくたちは勉強ができない』1巻より

 

 

文乃ちゃん 

f:id:med2016:20170804135737p:plain

筒井先生、神か……!

文乃ちゃんのこのシーン、初めて見たときぶっ飛んだわ!何がドウシテコウナッタ?文乃ちゃんって、ちょっぴり天然だよね。

 

 

理珠ちゃん&唯我

f:id:med2016:20170804144532p:plain

え……?

 

え、じゃないでしょ、え、じゃ。

 

2巻は最初出番が少なかったりずちゃんに最後全部持って行かれましたね。今回のキスはアクシデントですから、シーン単体では交通事故みたいなものです。でもね、前フリからりずちゃんの唯我くんに対するうろたえ方とか、めちゃくちゃかわいいでやんの。

 

りずちゃんは正妻候補ですし、唯我くんをいままで意識していない分、意識し始めたらてんでポンコツになるに違いありません。

 

こうして見ると本当に筒井先生の戦略はすごいですね。全員まんべんなくいじっています。男子って唯我くんの兄弟以外はモブか校長しかいません。

登場人物唯我以外全員女子

書いていて戒名みたいだな。

 

 

おまけ 桐須先生の私服 

f:id:med2016:20170804140023p:plain

実はこれも結構きたよね!あんなにビシッとして冷徹そうな桐須先生がこんな格好してコンビニにいるなんて、なかなか破壊力ある絵でした。みなさんはどうですか?変な感じもあるし、桐須先生もハーレム参戦か?

 

2巻の終わりで「もうすぐ6月か」ということですので1、2巻で4、5月のようです。センター試験の1月まではトータル10ヶ月以上あるからこのペースで行っても最低でも10巻ぐらいはいくはず(←気が早すぎる)。メディアミックス、コイコイ!

 

 

 

さて、ちまたではジャンプにおけるラブコメ帝王『ゆらぎ荘の幽奈さん』が桃色すぎる!という変な言いがかりをつけられていますが(1)、逆に言うと『ゆらぎ荘の幽奈さん』のお色気は新聞に載るほどの爆発力というか破壊力を持っているわけです。

 

『ぼくたちは勉強ができない』がジャンプ誌上で生き残るには、そんなラブコメ帝王『ゆらぎ荘の幽奈さん』を打ち破るしかありません。生存条件は正確には2つしかありません。一つは『ゆらぎ荘の幽奈さん』を打ち破る。もう一つは『ゆらぎ荘の幽奈さん』と史上初の二大ラブコメ長期政権の樹立です。

 

ジャンプにおけるラブコメ法典

「ジャンプ・ラブコメに両雄並び立たず」

というものがあります(いま勝手に決めた)。ジャンプにおいて生き残るラブコメは必ず1作品というものです。いままで幾多の争いがありましたが、この法則を超えることはできませんでした。ラブコメ2作品は必ず淘汰され、1作品だけが生き残れます。

 

多くのラブコメファンがそれで涙を流しています。ジャンプ誌上はレッドオーシャン。血みどろの戦いが繰り広げられています。そして経験則から「ジャンプにラブコメは1作品だけ」だということが確かめられています。

 

 

お色気だけで新聞に載るようなラッキースケベの覇者『ゆらぎ荘の幽奈さん』を『ぼくたちは勉強ができない』が乗り越えることができるのでしょうか。あるいはジャンプ史上初の二大ラブコメ巨頭時代を迎えることができるのでしょうか?

 

僕たちは期待しよう、きっと望めば時代は開けると!

それが『ゆらぎ荘の幽奈さん』からの王座奪取になるか、史上初のダブルラブコメになるか、それはわかりませんがきっとやってくれる。『ぼくたちは勉強ができない』が新たな時代を切り開くに違いありません。

 

その目安はまずアニメ化でしょう!『ぼくたちは勉強ができない』アニメ化がなった時、『ゆらぎ荘の幽奈さん』でもなし得なかったアニメ化ができた時(たぶんエッチすぎるからだと思うけど)、はじめて時代が動いたことになるでしょう。

 

 

2巻も素晴らしかったです。おすすめです!

 

 

 

 

 

(1)『ゆらぎ荘の幽奈さん』問題

個人的には「「エッチ」って言う人が「エッチ」なんだぞ」って感じです。

f:id:med2016:20170804140703j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【感想】『Lily lily rose (1)』紺野キタ (著) 閉じた少女の心はいま、ゆっくりと開きはじめる【マンガ感想・レビュー】

 紺野キタ先生の『Lily lily rose』1巻が出ました!

いいですね、この作品。雰囲気が好きです。以前の『女の子の設計図』 も好きでしたけど、『Lily lily rose』もいい感じです。

 

りりちゃんがのばらの家に引っ越してくるところからお話ははじまります。静かで安定した、一般的な社会とは切り離された世界がそこにはありました。でも少しずつりりちゃんも周りになじんでいかなくてはいけません。

 

のばらや真耶さんとりりちゃんの3人がおくる何気ない生活。でもその一つ一つが時にお互いを傷つけ、そしてお互いをいやします。静かに閉じた世界でお話はゆっくりと進みます。これからの展開が楽しみですね!

 

 

 

 

 

母を亡くして以来、口がきけなくなってしまった少女・”凛々(りり)”は、おばにあたる”のばら”と同居人・真耶が住む屋敷を訪れる。木々に囲まれたその屋敷には、たくさんの本とたくさんの猫たちが。どこか陰のあるようなのばら、屋敷に出入りする人々、幻想的な出来事を通して、やがて凛々は……。心の再生を描くファンタジック・ストーリー。 

 

 

『Cotton』や『女の子の設計図』、そしてKITA先生名義で『1リットルの涙』を描かれている紺野キタ先生の新作ですね。楽しみです! 

 

 

りり(凛々)ちゃん 

f:id:med2016:20170803233657p:plain

りりちゃんは9歳。のばらの家に住むことになりました。大事そうに大人用の傘をいつも持っています。そして、まったくしゃべりません。

 

のばら

f:id:med2016:20170803234223p:plain

りりちゃんのお母さんはゆりか。のばらとゆりかは双子の姉妹でした。だからのばらとりりちゃんはおばさんとめいの関係になるのでしょう。

 

のばらは結構適当な性格で家は猫屋敷で、雑誌や本も床にちらばったままです。ご飯は自分一人ではお菓子しか口にしません。しかもさみしがりやで泣き上戸。めんどくせー。

 

りりちゃんがきても適当。荷物も外に出しっぱなし。でもそんなのばらだからりりちゃんはストレスを感じずにこの家で過ごせるのかもしれません。

 

 

 

真耶さん

f:id:med2016:20170803234240p:plain

真耶さんはこの漫画の良心回路です。お料理もちゃんとするし、掃除もするし、大家であるのばらのわがままも結構ちゃんと聞いてくれます。でも「私だっていつまでもここにいるわけじゃないんだよ」とか言ってます。

 

f:id:med2016:20170803234025p:plain

百合っぽい展開が随所にありますが、この直後に真耶さんに否定されています。

「私 のばらのそういうところが嫌い」

 

友達以上、恋人未満って感じなんでしょうか。読者としては、真耶さんの反応はある意味当たり前な感じなんですけど。

 

1巻の最後のシーンが2巻に続く伏線になっているのでしょうか。真耶さんがのばらに手を伸ばそうとします。でものばらは真耶さんの手を払いのけます。あら?二人の関係に変化が?でも、これって最初に真耶さんがのばらとの関係を否定しているから、しょうがないですよね。手を払われたことで改めてショックを受ける真耶さん。二人の関係はどうなるのでしょう?

 

そして、りりちゃんはどんな風に心を開いていくのでしょうか?すごいインパクトがある作品ではありませんが、ちょっと先が楽しみで大事に育ってほしい作品です。秘密にしておいて、いい作品になったら「やっぱり」って言いたい感じですね。

 

 

 

 

 

 

 

紺野キタ先生とくれば、個人的には短編集の『女の子の設計図』を振り返りたいです。

f:id:med2016:20170803235913p:plain

(『女の子の設計図』より)

 

追伸 神様

天罰は

甘んじて受けます

 

 

このタイトルだけでもうダメでしたね。あ、やられたって感じ。

花南ちゃんも青音ちゃんもかわいいんだけど、ほろ苦です。紺野キタ先生ってビタースイートですよね。そんでもって、”追伸”って書かれて読者はふにゃふにゃです。もー。

 

  

 

『女の子の設計図』も姉妹百合ですから、本作『Lily lily rose』のばらと姉妹のゆりか(りりちゃんのお母さん)との関係もあやしいですよね。……いや、現時点では全然あやしくはないけど、管理人にはそういうふうに見えてしまいます。

 

ということで、百合成分多めの紺野キタ先生がどんな作品を作っていくか楽しみです。りりちゃんがちゃんとした大人に成長してほしいですねぇ。こっそり、おすすめです。

 

 

 

 

<試し読み>

Lily lily rose - デンシバーズ

 

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

 

 

 

【月間ランキング】2017年7月に購入した、おすすめ漫画ランキング【マンガ感想・レビュー】

7月も終わりましたね!みなさんはどんな7月でしたか?

 

7月の漫画ランキングですが、素晴らしい作品がいっぱいあって順位をつけるのが大変でした。この作品がこんな順位?と思うかもしれませんが、管理人はどれも大変楽しく読ませてもらいました。

 

 

そして、他の漫画好きの人たちと全くかぶっていないんですよね。

2017年7月に読んで面白かった漫画の感想まとめ - よみコミ!

2017.7_読んだ新人漫画家まとめ : ニューウェーブ漫画相談室

このマンガ一巻がすごい!2017年07月編 | マンガ一巻読破

2017年7月に発売された新刊漫画のおすすめ&気になる漫画 - ぶくぶくちゃがまぐちのおすすめ漫画道

Twitterで「このマンガ面白いです」「この作品、感動しました」とかフムフム読ませてもらっていますが、「はい7月ランキング!」ってフタ開けたらランキングが全く別なリストでびっくりです。自分だけ別世界人か?それとも自分は人の話をちゃんと聞いていない人なのか?他にもマンガの月間ランキング作っている人がいたら教えてください。紹介させてもらいます。

 

今月も再読ありますので、管理人が7月に購入して読んだ作品とさせてもらいます。では、ランキングをチェックしてみてください! 

 

<関連記事>

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

1位 

メイドインアビス(6) (バンブーコミックス) Kindle版 つくしあきひと (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●2017年7月の1位は『メイドインアビス』6巻とさせてもらいました!やっぱりすごいですよね、この漫画。ハンパじゃありません。【マンガ感想・レビュー】も書いていますのでご参照ください。 

 

 

2位 

出会い系サイトで妹と出会う話 (電撃コミックスNEXT) Kindle版 もちオーレ (著)  

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●いやー、2位にするのが残念!すごい姉妹百合の傑作が出ましたね。読んでいて悶えますよ、これ。これからも期待ですね。 

 

3位 

BLUE GIANT SUPREME(2) (ビッグコミックススペシャル) Kindle版 石塚真一 (著) 

●『BLUE GIANT SUPREME』が3位?って思われるかもしれません。いや、最高です。たまたますごい作品がいっぱいあるだけで、めちゃくちゃ面白いです。

 

4位 

箱入りドロップス 6巻 (まんがタイムKRコミックス) Kindle版 津留崎優 (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●あー、涙、涙です。終わってしまいました。『箱入りドロップス』本当にすごい好きでした!最終6巻読んで管理人は泣きました。楽しい高校生活でしたね。卒業後もみんな頑張って欲しいです。 

 

 5位

甘木唯子のツノと愛 (ビームコミックス) Kindle版 久野 遥子 (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●新人の久野先生を5位にしてみました。アニメーションの方がすごい有名でしたので、ぜひ【マンガ感想・レビュー】でも取り上げてますので見てみてください。この作品は好きな人とよく分からないという人に分かれると思いますが、私はすごい好きです。雰囲気あふれる作品集です。 

 

 

6位 

山賊ダイアリーSS(1) (イブニングコミックス) Kindle版 岡本健太郎 (著) 

●山賊ダイアリー、SS来た!山賊ダイアリーも全巻持っていますが、舞台は山。SSは舞台が海に移ります。前回までは原チャリでしたが、いつのまにか車も購入してクーラーボックスも完備しています。最後の「いろはす」で笑いました。独自路線を突っ走って欲しいものです。

 

 

7位 

デビルズライン(10) (モーニングコミックス) Kindle版 花田陵 (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●祝・アニメ化!安斎くんとつかさちゃんはどうやって夜を超えるのだろう?いろいろリアルな設定が出て来ますが、二人ならきっと大丈夫。でも心配なカップルです。 

 

8位 

2DK、Gペン、目覚まし時計。: 5 (百合姫コミックス) Kindle版 大沢 やよい (著)  

●くっそ!そうきたか、ついに来たか!って感じです。で、それが最終ページだから次巻、乞うご期待って展開です。6巻がすでに待ち遠しいです。

 

9位 

夜さんぽ【電子限定特典ペーパー付き】 (RYU COMICS) Kindle版 木村いこ (著) 

kindou.info

●きんどうさんで書評書かせてもらいました。「不安障害」についての医学的な解説をしていますので、もし一緒に読んでもらえたらより深く作品を理解できるお手伝いになるのでは、と思っています。オススメです。

 

10位 

ゆるキャン△ 4巻 (まんがタイムKRコミックス) Kindle版 あfろ (著) 

●いいな、ゆるキャン△。雰囲気が大好きです。部屋で読んでいると、屋外でのんびりコーヒー飲んだりしたくなります。

 

11位 

へんなものみっけ!(1) (ビッグコミックス) Kindle版 早良朋 (著) 

●この本はいっぱい読んで欲しいですね。博物館のバックヤードについて描かれています。特に小・中学生に見せたいです。学研のひみつシリーズみたいなウキウキ感にあふれています。

 

12位 

BEASTARS 4 (少年チャンピオン・コミックス) Kindle版 板垣巴留 (著) 

●なんだか、すごい作品です。人間関係(人じゃないけど)がドロドロですね。でもレゴシがどんな路線に進むのかちょっと心配。個人的にハルを選択するのはどうかと思うけど……。自分、頭固いんでしょうか?

 

13位 

バンデット(3) (モーニングコミックス) Kindle版 河部真道 (著) 

●うわー、そう来たか!3巻もめちゃくちゃ、やんちゃだな!!

f:id:med2016:20170801135628p:plain

どうよ、この絵!雑誌見て吹っ飛んだよ!!とにかく面白いです。4巻も買う。

 

14位 

兄の嫁と暮らしています。 3巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) Kindle版 くずしろ (著) 

●くずしろ先生の兄嫁は切ない。あー、切ない。3巻はちょっと百合混じりましたけど、胸にズドンとくるよね。

 

15位 

イトウ先生、授業の時間です。 美術教師と生徒たちの、かみあわない日々 Kindle版 イトウ ハジメ (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●イトウ先生は本当にいい作品です。学生時代を思い出しますよね。結構笑えました。

 

16位 

舟を編む(上) (ITANコミックス) Kindle版 三浦しをん (著), 雲田はるこ (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●この組み合わせは全然違和感ないです!すごいコミカライズの組み合わせですよね。単行本の最初から帯で雲田はるこ先生使っていたので、自分のイメージとぴったりでした。漫画になってもすごいい作品です。

 

17位 

世界の隅のオペレッタ (ZERO-SUMコミックス) Kindle版 由村 (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●『世界の隅のオペレッタ』はニヤけます。異種恋愛譚ですが、どうしてこんなにラブ度が高いのか。基本、二人ともボケなので読者がつっこまなくちゃいけないせいなのか、天然カップルです。

 

18位 

僕達の魔王は普通 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスONLINE) Kindle版 中村朝 (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●『僕らの魔王は普通』これな。バカバカしさは7月でナンバーワンですね。なんかこう自分の中の”くだらないスイッチ”が入りました。で、”やるきスイッチ”はオフになりました。

 

19位 

理想のヒモ生活(1) (角川コミックス・エース) Kindle版 日月 ネコ (著), 渡辺 恒彦(ヒーロー文庫/主婦の友社) (その他), 文倉 十 (その他) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●『理想のヒモ生活』はいいコミカライズですね。原作も好きなのでロングランして欲しいです。

 

20位 

メイドインアビス公式アンソロジー 度し難き探窟家たち (バンブーコミックス) Kindle版 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●いろいろな作家さんが描いて遊んでいます。ナナチは大人気。個人的には板倉先生のマルルクかわいすぎる。

 

21位 

花園さん、結婚するんだって (フラワーコミックス) Kindle版 三つ葉優雨 (著) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

●なかなか難しい題材を上手く描いた作品だと思います。花園さんと旦那さん、お幸せに!

 

22位 

Lily lily rose (1) (バーズコミックス スピカコレクション) Kindle版 紺野キタ (著) 

●実は結構期待の作品です。上手く育って欲しいです。ここだけの秘密。

 

23位 

狂気の山脈にて 3 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) Kindle版 田辺 剛 (著) 

●すごい表現です!ハリウッドすら映像化できない作品を田辺 剛先生がコミック化しています。ラヴクラフトとかちょっとでも興味がある人は必見だと思います。すごいです。

 

24位 

ささめきこと 9 (コミックアライブ) Kindle版 いけだ たかし (著) 

●実本で持っていましたが、今回Kindle購入しました。いい世界ですよね。堪能させてもらいました。

 

25位 

君の名は。3 (コミックアライブ) Kindle版 琴音 らんまる (著), 新海 誠 (その他) 

●らんまる先生のコミカライズは「夜は短し」もすごい良かったと思います。この作品もなかなかでした。

 

26位 

おとむらいさん(4) (BE・LOVEコミックス) Kindle版 大谷紀子 (著) 

www.manga-karte.com

●『おとむらいさん』は最終巻ですね。駆け足の4巻だったのが残念です。

 

27位 

ボクはイケメン 1 (ヤングアニマルコミックス) Kindle版 きづきあきら+サトウナンキ (著) 

●イケメンくんが性格もイケメンだった。ってことで、やっぱり性格が大事ですね。

 

28位 

寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版 三秋縋(メディアワークス文庫「三日間の幸福」) (著), 田口囁一 (著), E9L・田口囁一 (著) 

●うわー、どん底まで暗くなりました。多分3巻が最終巻ですから、これからが勝負ですよね。2巻で逃げちゃダメだと思いながら、話が暗いのでくじけそうです。 

 

 

 

ということで、とんでもなく素晴らしい作品が7月にはありました。楽しかったですね!また、良き出会いがありますように!!これからも宜しくお願い致します。

 

 

 

 

<2017年6月記事>

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

<2017年5月記事>

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

<2017年4月記事> 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

【感想】『メイドインアビス公式アンソロジー 度し難き探窟家たち』度し難し!【マンガ感想・レビュー】

 

 度し難し!

『メイドインアビス公式アンソロジー 度し難き探窟家たち』が出ました!カラー部分がイラストで4P、あとはモノクロで各先生方の漫画になっております。

 

 

原作好きで、アンソロが許せる方なら読んでみてほしい作品です。みなさんのアビス愛があふれています。やっぱりナナチ人気ですね。あとはオーゼンもなかなか登場回数が多いです。

 

板倉梓先生のマルルクかわいすぎる。しっかし、大川ぶくぶ先生は不動で笑いました。全くゆるぎありません。アビスでもなんでも同じに見えるってある意味すごいですよね。 

 

 

 

 

待望の公式アンソロジーがついに登場! ! リコ・レグ・ナナチ・オーゼン・マルルク・ボンドルド… こ…このアビスキャラたち… ど…度し難い! ! 

 

クロ

f:id:med2016:20170731141417p:plain

 

ホタテユウキ 

つくしろ夕莉

吉岡よしこ

 

●Comic

いけ

f:id:med2016:20170801001623p:plain

板倉梓

f:id:med2016:20170731160332p:plain 

今井哲也

f:id:med2016:20170731160314p:plain 

大川ぶくぶ

f:id:med2016:20170731160259p:plain 

唐草ミチル

f:id:med2016:20170731141537p:plain 

丈山雄為

f:id:med2016:20170731141526p:plain 

武川慎

f:id:med2016:20170731160245p:plain 

つくしろ夕莉

f:id:med2016:20170731160131p:plain 

ねこパンツ

f:id:med2016:20170731160145p:plain 

眠ヰネネマル

f:id:med2016:20170731141549p:plain 

ハトポポコ

f:id:med2016:20170731141455p:plain 

原田靖生

f:id:med2016:20170801001655p:plain

 

ホタテユウキ

f:id:med2016:20170731141602p:plain 

松沢まり

f:id:med2016:20170731160215p:plain 

まつだこうた

f:id:med2016:20170731160230p:plain 

★単行本カバー下イラスト収録★

 

★おまけイラスト収録★ ※おまけイラストは「メイドインアビス(6)」と同一の内容となっております。

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。 

 

【感想】『メイドインアビス 6』つくしあきひと (著) もう二度と戻れない”絶界行・ラストダイブ”へ!【マンガ感想・レビュー】

はじめに 

度し難し……!

 

ついに『メイドインアビス』6巻出ました!アニメ化もおめでとうございます!

そして『メイドインアビス公式アンソロジー 度し難き探窟家たち』の同時発売もおめでとうございます!

 

管理人はいま4巻と5巻を読みなおして

また泣きました。

今回新刊の6巻ではついにリコたちは戻ることのできない『絶界行・ラストダイブ』に突入します。二度とは戻ることができない深界第6層「還らずの都」そして深界第7層「最果ての海」に向かいます。

 

そして「ハウアーユードコカ」でジルオとオーゼンの会話があります。オーゼンの口から出た「度し難し」。それを聞いたジルオは笑いながら言います。『メイドインアビス 』の決め台詞であるレグの、

度し難し

と言う口ぐせは、実はリコのお母さんのライザの口ぐせがうつったもの?レグの過去とは一体?

他にもレグのことを知っているファプタの登場。そして深界第6層「還らずの都」の価値とは?謎が謎を呼ぶ6巻でした。5巻まで買ったら人ならほとんど絶対みんな6巻買うと思うけど、ものすごいお勧めです!

  

大穴『アビス』の底を目指し、探窟を続けるリコとレグ、そしてナナチ。壮絶な戦いの末、宿敵ボンドルド討伐に成功する――。 白笛に身を変えた“プルシュカ"を手にし、『絶界の祭壇』に到達したリコ一行。二度と帰ってはこられないという『絶界行(ラストダイブ)』の末、ついに六層に辿り着く――。しかし、そんな彼女たちの前に出現したのは、独特の価値観を持つ“成れ果て"たちの棲む村であった――。 理性と本能が入り混じる大冒険活劇、第六巻‼ 

 

<当ブログ感想記事>

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

目次

 

裏表紙

f:id:med2016:20170729084445p:plain

うわぁ、新登場のファプタがカワイすぎて困った。カバー下もめっちゃカワイイのでぜひめくって見てね。 

 

 

絶界行・ラストダイブ

f:id:med2016:20170729191952p:plain

リコ、レグそしてナナチ。

みんな笑顔で「絶界行・ラストダイブ」へのぞみます。でもその笑顔の裏にはとんでもない冒険が隠されています。改めてこの子たちは精神力強いな、って思います。もう子供を見送る親の気分ですね。

 

ファプタ 

f:id:med2016:20170729084734p:plain

3人は深界第6層「還らずの都」にたどり着きます。そこは“成れ果て"たちのすむ町でした。おかしなルールがそこには存在します。

 

そしてレグはファプタと遭遇します。 

ファプタはレグのことを知っているようです。レグという名前はもともとリコの前の犬の名前です(1巻)。リコがレグを拾ってから名付けられましたが、それより前からレグはレグと呼ばれていたようです。一体何があったのでしょう?

 

オーゼン&ジルオ

f:id:med2016:20170729084746p:plain

ジルオ「記憶を失う前のレグは相当な間

ライザさんと一緒に居たのでしょうね」

 

なんと!

 

ジルオはオーゼンに会いに行きます。オーゼンはリコのお母さんであるライザの旧友です。そしてレグがライザとともに行動していたことを語ります。

 

話の流れとしては2巻の巻末でオーゼンとライザが話をする感動的な場面があります。そのあとオーゼンとライザが分かれて「絶界行・ラストダイブ」したライザはレグと一緒に冒険をしたのでしょうか?

 

”度し難い”考察 

f:id:med2016:20170729185144p:plain

オーゼン「度し難い性格……」

ジルオ「その口癖……ライザさん」

 

実はオーゼンはジルオが気に入っています。会話にもしょっちゅう一緒に行こうというお誘いが入ります。旦那さんと結婚したライザのことブツクサ言ってたくせに、オーゼンも人の事言えないじゃん、ねぇ。

 

ジルオはオーゼンの「度し難し」という言葉に反応します。よっぽどライザが口にしていたに違いありません。ジルオも気づくし、レグにも口ぐせがうつってしまったようです。

 

f:id:med2016:20170729185208p:plain

(メイドインアビス2巻より)

 

レグ「度し難い!!」「度し難いぞオーゼン!!!!」

オーゼン ”ピクッ” 

 

『メイドインアビス』2巻でレグはオーゼンと戦います(というより実際はオーゼン先生のレクチャーみたいなもの)。そのときにレグはオーゼンに「度し難い!」と叫びます。”ピクッ”と反応するオーゼン。これってこの6巻の話につながるんでしょうね。

 

レグとライザは一緒に冒険をして、記憶を失ったレグはライザの口ぐせを思わず口にする。それを聞いたオーゼンが”ピクッ”と反応、ってことなんでしょうか?

 

レグは知らないうちにどんな旅をして、そしてライザは何を考えてレグを手放したのでしょう?あるいはライザがレグをリコのところに行かせるようにしたのでしょうか?

まとめ

6巻では他にもナナチは「仮面」の話を耳にします。ナナチは頭切れるよね。ふわふわなのに。『黎明卿』ボンドルドの残した呪いと再び戦わなくてはいけないのでしょうか?トラウマを持ったナナチがかわいそうすぎます。 

 

もう二度とは戻れない「絶界行・ラストダイブ」は始まってしまいました。地上とはまったく違う法則、違う生きもの、そして生き残りをかけた残酷なルール。読む人を惹きつけて離さない『メイドインアビス』 は大注目、お勧めです!

 

 

 

 

 

待望の公式アンソロジーがついに登場! ! リコ・レグ・ナナチ・オーゼン・マルルク・ボンドルド… こ…このアビスキャラたち… ど…度し難い! !