【感想】『メイドインアビス 6』つくしあきひと (著) もう二度と戻れない”絶界行・ラストダイブ”へ!【マンガ感想・レビュー】
はじめに
度し難し……!
ついに『メイドインアビス』6巻出ました!アニメ化もおめでとうございます!
そして『メイドインアビス公式アンソロジー 度し難き探窟家たち』の同時発売もおめでとうございます!
管理人はいま4巻と5巻を読みなおして
また泣きました。
今回新刊の6巻ではついにリコたちは戻ることのできない『絶界行・ラストダイブ』に突入します。二度とは戻ることができない深界第6層「還らずの都」そして深界第7層「最果ての海」に向かいます。
そして「ハウアーユードコカ」でジルオとオーゼンの会話があります。オーゼンの口から出た「度し難し」。それを聞いたジルオは笑いながら言います。『メイドインアビス 』の決め台詞であるレグの、
度し難し
と言う口ぐせは、実はリコのお母さんのライザの口ぐせがうつったもの?レグの過去とは一体?
他にもレグのことを知っているファプタの登場。そして深界第6層「還らずの都」の価値とは?謎が謎を呼ぶ6巻でした。5巻まで買ったら人ならほとんど絶対みんな6巻買うと思うけど、ものすごいお勧めです!
大穴『アビス』の底を目指し、探窟を続けるリコとレグ、そしてナナチ。壮絶な戦いの末、宿敵ボンドルド討伐に成功する――。 白笛に身を変えた“プルシュカ"を手にし、『絶界の祭壇』に到達したリコ一行。二度と帰ってはこられないという『絶界行(ラストダイブ)』の末、ついに六層に辿り着く――。しかし、そんな彼女たちの前に出現したのは、独特の価値観を持つ“成れ果て"たちの棲む村であった――。 理性と本能が入り混じる大冒険活劇、第六巻‼
<当ブログ感想記事>
kaigyou-turezure.hatenablog.jp
目次
裏表紙
うわぁ、新登場のファプタがカワイすぎて困った。カバー下もめっちゃカワイイのでぜひめくって見てね。
絶界行・ラストダイブ
リコ、レグそしてナナチ。
みんな笑顔で「絶界行・ラストダイブ」へのぞみます。でもその笑顔の裏にはとんでもない冒険が隠されています。改めてこの子たちは精神力強いな、って思います。もう子供を見送る親の気分ですね。
ファプタ
3人は深界第6層「還らずの都」にたどり着きます。そこは“成れ果て"たちのすむ町でした。おかしなルールがそこには存在します。
そしてレグはファプタと遭遇します。
ファプタはレグのことを知っているようです。レグという名前はもともとリコの前の犬の名前です(1巻)。リコがレグを拾ってから名付けられましたが、それより前からレグはレグと呼ばれていたようです。一体何があったのでしょう?
オーゼン&ジルオ
ジルオ「記憶を失う前のレグは相当な間
ライザさんと一緒に居たのでしょうね」
なんと!
ジルオはオーゼンに会いに行きます。オーゼンはリコのお母さんであるライザの旧友です。そしてレグがライザとともに行動していたことを語ります。
話の流れとしては2巻の巻末でオーゼンとライザが話をする感動的な場面があります。そのあとオーゼンとライザが分かれて「絶界行・ラストダイブ」したライザはレグと一緒に冒険をしたのでしょうか?
”度し難い”考察
オーゼン「度し難い性格……」
ジルオ「その口癖……ライザさん」
実はオーゼンはジルオが気に入っています。会話にもしょっちゅう一緒に行こうというお誘いが入ります。旦那さんと結婚したライザのことブツクサ言ってたくせに、オーゼンも人の事言えないじゃん、ねぇ。
ジルオはオーゼンの「度し難し」という言葉に反応します。よっぽどライザが口にしていたに違いありません。ジルオも気づくし、レグにも口ぐせがうつってしまったようです。
(メイドインアビス2巻より)
レグ「度し難い!!」「度し難いぞオーゼン!!!!」
オーゼン ”ピクッ”
『メイドインアビス』2巻でレグはオーゼンと戦います(というより実際はオーゼン先生のレクチャーみたいなもの)。そのときにレグはオーゼンに「度し難い!」と叫びます。”ピクッ”と反応するオーゼン。これってこの6巻の話につながるんでしょうね。
レグとライザは一緒に冒険をして、記憶を失ったレグはライザの口ぐせを思わず口にする。それを聞いたオーゼンが”ピクッ”と反応、ってことなんでしょうか?
レグは知らないうちにどんな旅をして、そしてライザは何を考えてレグを手放したのでしょう?あるいはライザがレグをリコのところに行かせるようにしたのでしょうか?
まとめ
6巻では他にもナナチは「仮面」の話を耳にします。ナナチは頭切れるよね。ふわふわなのに。『黎明卿』ボンドルドの残した呪いと再び戦わなくてはいけないのでしょうか?トラウマを持ったナナチがかわいそうすぎます。
もう二度とは戻れない「絶界行・ラストダイブ」は始まってしまいました。地上とはまったく違う法則、違う生きもの、そして生き残りをかけた残酷なルール。読む人を惹きつけて離さない『メイドインアビス』 は大注目、お勧めです!
待望の公式アンソロジーがついに登場! ! リコ・レグ・ナナチ・オーゼン・マルルク・ボンドルド… こ…このアビスキャラたち… ど…度し難い! !