【感想】デビルズライン(10) 花田陵 (著) 君となら超えられる壁【マンガ感想・レビュー】
デビルズライン10巻出ました! アニメ化おめでとうございます!!
安斎君とつかさちゃん、ようやく再会できました。8巻で吸血事件の処理で安斎君とつかさちゃんの接近禁止措置がとられましたが、ようやく解禁です。
二人は会えない3ヶ月間(実質2ヶ月半だったけど)の間にいろいろと成長します。安斎君は自分のお母さんとの対面、安斎君の出生の秘密が明かされます。つかさちゃんは鬼の研究のために帯広国立研究所に行きます。そして安斎君とつかさちゃんは劇的な再会を果たします。
うぶうぶな二人がどうやって愛をはぐくむか、すごい楽しみですね。
安斎 結貴&平 つかさ
鬼の安斎君はつかさちゃんに吸血を行なったため、接近禁止措置をとられていました。通常3ヶ月間の間に処分が決まりますが、安斎君は2ヶ月半で不起訴処分に決まりました。それと一緒に接近禁止措置も解除になりました。
ひさしぶりの再会のシーンが劇的です(9巻ではハプニング的に会っていたけど)。お互いにお互いのことを思っているのにあえない。だから相手のために自分がどうしたらいいのか考える、そんな2ヶ月半でした。
安斎君はつかさちゃんのことをとても大事に思っています。だからそばに寄りたい。だから傷つけたくなくてそばに寄れない。ハリネズミのジレンマみたいになって安斎君は迷っています。
お母さんにそんな二人の関係をスバリ指摘されます。きちんと正攻法で相手と向き合うべきなんじゃないかって。
安斎みどり
安斎君のお母さんは帯広国立研究所の研究者。生体研究部の部長を務めています。なかなかの切れ者ですが、セックスに関しても直球でデリカシーがありません。つかさちゃんも赤面しっぱなしです。
安斎君の母は直球で安斎君に「ちゃんとセックスしろよ」といいます。自分の息子に出会ったなり言うセリフかよ!と思うよね。でも鬼と人間とのカップルが理解されていない時代からきちんと鬼と付き合っていたお母さんはある意味、先駆者です。きっといろいろ苦労したに違いありません。
沢崎 孝&ジル
このジルの表情いいよね!
でも女性にがっちり迫られると、男性的にはまずいっていうか、困ったなって感じ。相手が好きな人ならいいけど、好かれすぎても男性としては逃げるよね。男女関係って、逃げたら追うし、追われたら逃げる。「うる星やつら」の法則みたいなもんですね。逃げないで据え膳?うーん、人間関係こじれそう。特にジルは鬼だし。
それにしても沢崎はモテるな!個人的には8巻から登場の新庄さん、好きです。沢崎は恋愛については基本的に鈍感ですが、雪森(男)にだけフラッシュバックして反応するからBL体質なのかもしれません。でも雪森は鬼だし死んでるしね。
というわけで、恋愛要素てんこ盛りの10巻でした!二人の間には愛だけじゃなくてセックスも必要。二人の壁は超えられないと思っていた。でも安斎君のお母さんも鬼であるお父さんとカップルだし、実はいろいろとみんな昔から頑張っているんですね。
客観的に考えると父と母の恋愛話なんて聞きたくねえ、と思いますが『デビルズライン』はどのカップルも読ませます。これから安斎君とつかさちゃんがどうやって二人の関係を作って行くのでしょう?11巻が待ち遠しいですね!息もつかせぬ10巻でした。
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