【感想】『僕達の魔王は普通 1巻』中村朝 (著) 魔族第一王子の天職は”人間界で保育士”!?【マンガ感想・レビュー】追記:中村朝先生からお返事いただきました!
『僕達の魔王は普通』がバカすぎでした!
なんかこう、自分の中の”くだらないスイッチ”が入った作品でした。笑いましたね。
魔族第一王子イザークの天職は”人間界で保育士”ってことで、もともと王位を希望していなかった第二王子ルキフェルは困ってしまいます。事あるごとにルキフェルは保育園で兄イザークの仕事の邪魔をしますが、理想の魔王のイメージとどんどん兄イザークの行動が離れていくのであせりまくります。自分や兄の配下の魔族も兄の保育士ラブを止められません。しかも園長の力は強大らしい……。
この作品で笑っているあなた、仕事に疲れていませんか?おすすめです。
あらすじ
魔界の第一王子イザーク(Lv85)は保育園で給食嫌いのあっくんに出会い、イザークのてきとーなセリフで給食嫌いを克服させてしまいます。そのときイザークは天職を見つけてしまいます。それは「人間界で保育士」です。
イザークは保育士になりたいことをなかなか実家(魔王)に話をすることができません。兄の告白を聞いて第二王子ルキフェル(Lv70)はびっくり。実はおたがい、なりたくない王位継承を押し付けあって事情を知らない配下を巻き込んで保育園は荒れまくります!
第一王子イザーク
「お兄ちゃん 魔王になるのやめようと思ってさ……」
最初の会話がいきなりこれ。弟の第二王子ルキフェルよりしっかりと魔王の帝王学を学びLvも高いけど、努力型で結構悩んでいたらしいです。おおむねボケ役。
第二王子ルキフェル
兄イザークが魔王になるのをやめるって聞いて、びっくりのルキフェル。 あるべき魔王の姿と兄の行動のギャップで一番被害を受けています。ほぼツッコミ役。でも配下が来るとボケる。
余は如何にして保育士となりし乎
「人間界で保育士になりたい」
魔王に言わず、配下にも言わず、弟の第二王子ルキフェルだけに告白します。これが第一王子イザークの最終目標です。……なんていうか、目標低いな。
園長
「とんだルーキーが現れたもんだわ」
「何バスケ漫画みたいなこと言ってんすか!?」
園長はある意味、保育園の全てを支配しています。魔界の第一王子がこようとクラス見学させるし、配下のロクサーヌや第二王子のルキフェル、第二王子の教育係のアゼルが毎日のように園に来ても全然動じません。逆にアゼルに王位継承について説教したりします。
そして園長のポテンシャルがすごくて、いまのところ登場人物の中では一番Lv高い。ていうか高すぎ。ケタが2つ違います。
おまけまんがの、さらにおまけ
「花畑の中に落ちているタクアンみたいでしたよ……」
こちらはおまけのさらにおまけ漫画です。どうやらページを間違えたようで余りの2Pにのったのが『僕達の魔王は普通』が連載されるまでの秘話です。
『僕達の魔王は普通 』をコンペに出した担当さんが、自分の担当作品を、
タクアン
と言い放ちます。いやあ、バカすぎて笑いました。
まとめ
王位継承も序列もへったくれもないおバカ漫画です。第一王子イザークが保育士という仕事を心から好きなのは疑いもありません。努力もしているし、子供ウケもいい。それなのにイザークにはいろいろな壁が立ちはだかります。かわいそう。でも、まあ、魔族だから普通は保育士はちょっとな……。
で、タイトル見ても表紙見ても(1)って書いてあるから、2巻も出るんですよね?バカすぎて今後も期待です。
追記:中村朝先生からお返事いただけました!ありがとうございます。これからも応援したいと思います。頑張ってください!!
ぐうありがとうございますうー! https://t.co/em5zVSCZTi
— 中村朝@僕達の魔王は普通①発売中 (@nakamura_asa) 2017年7月15日