【感想】『徒然チルドレン(10) 』若林 稔弥 (著) 自分を超える。君と一緒に。【マンガ感想・レビュー】
(…きこえますか……漫画好きの皆さん……特に学園ものが好きな皆さん…
今…あなたの…心に…直接…呼びかけています…
…徒然チルドレンの…10巻が…ほとんど書き下ろしで…出版されました…
…文化祭…編…です…
…今まで以上に涙腺にくる…とても…危険なもので…しかも…9…9巻の修学旅行編から…2ヶ月連続刊行です…
…もしも…気になるのなら…一刻も早く購入するのです…)
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というわけで『徒然チルドレン』10巻が出ましたが、本当にこれめっちゃいいですね!泣いたよ!!
極めて個人的な感想を一言で言えば、
柴崎さん最高
ってことでした。
10巻は全編が文化祭になっています。ほとんどが書き下ろしで、しかも先月に9巻出ていますから2ヶ月連続刊行です。今まで以上に人の関係が入り組んできたので、ちょっとおさらいしながらチェックしてみましょう。人間関係の流れがわかると楽しさ倍増ですよね。
柴崎&梶さん、体育祭
(徒然チルドレン8巻より)
8巻前半は体育祭でした。8巻もすごい良かったですよね!不良の梶さんに柴崎さんがいろいろと親切にします。柴崎さん、真面目でいい子だ。これはこれでなかなかいい話だったんですけど、実はこれが伏線。8巻では親切の方向が柴崎→梶だったんですが、10巻では梶→柴崎と、梶さんが柴崎さんのために頑張ります。
柴崎&梶さん、文化祭
(徒然チルドレン10巻より)
これ!8巻よんでいたらわかるけど、忘れていたら(あれ?なんだ?)って感じ。超真面目な柴崎さんと不良の梶さんの雰囲気違うペアです。生徒会長の赤木くんと不良の梶さんは付き合っているんだけど、梶さんは不良で人を遠ざけているけど、人から優しくされると赤面するし、ツンデレキャラです。しかももろに古典的ツンデレ。
10巻ではこのあと柴崎さんがめちゃんこ頑張ります。梶さんも頑張る。ラストのシーンでもう泣けてきましたね。10巻は柴崎さんのためにある、と行っても過言ではありませんよ。
桐原先生&千葉ちゃん、修学旅行
(徒然チルドレン9巻より)
超鈍感な桐原先生と、先生に思いを寄せる千葉ちゃんです。『徒然チルドレン』は8巻の後半から9巻が修学旅行編でした。この二人、7巻表紙をかざっていますが、鈍感な桐原先生ですら7巻ぐらいからちょっとずつ千葉ちゃんの好意に気づき始めます。
もうね、修学旅行の9巻なんかこの二人を見てニヤニヤしっぱなしですよ。
桐原先生&千葉さん、文化祭
(徒然チルドレン10巻より)
そして10巻の文化祭では、もう桐原先生が教師としての機能がダメになりつつあります。”手応え感じる”とか、教え子に言われたらマズイでしょ!
相馬くん&冴島先輩
(徒然チルドレン10巻より)
この2人は全て許す。異世界の生物みたいに全然ちがう先輩後輩。強いあねさんに、弱っちいかわいい生物。二人は空手部の先輩後輩だけど、たぶん漫画からするとフルコンタクトなんですね。寸止めでなくて殴り合いの方の空手ですね。冴島先輩すごいな。
野呂&高瀬&鬼塚
(徒然チルドレン8巻より)
鬼塚くんは意外とぼっち。でも高瀬くんや野呂くんと修学旅行で一緒のグループに誘われました。いわゆるイケてるリア充グループ。まあ、でもあんまり『徒然チルドレン』なら違和感ないけどね。
鬼塚→野呂
(徒然チルドレン10巻より)
ごめん、声だして笑ったわ!
鬼塚くんがおとなしくてインパクトなくて、野呂くんが適当で、修学旅行終わっても野呂くんのこと起こしてくれているみたいです。こういう男子同士のくだらない話も結構あるのが 『徒然チルドレン』の楽しいところ。
隠れてちーちゃんのカラコン貞子がかわいかったです。
メッチャかわいくない!?
ちーちゃんはひょうひょうとしているけど、菅原くんとの会話で無意識にキュンキュンしちゃうからね。見ていてニヤケっぱなしです。
まとめ
『徒然チルドレン』10巻もすごい良かったです!
みんなリアルタイムで青春していますね。その中でも一番輝いていたのはやっぱり柴崎さんでした。本当によく頑張った、って言いたいですね。自分や親御さんとのいろいろな葛藤があったとおもいますけど、それを乗り越えられましたね。
コンサート終了後とか、最後の文化祭の打ち上げシーンとか、本当に泣くよ!?ただ、一つだけきになることがあります。思いっきりぼやかして描かれていますけど、
柴崎さん、
生形とはキスしたのかよ!?
ものすごい気になるわ。
すごい心つかまれた10巻でした。10巻だけ読んでもきっと感動。でも前から読んだからもっとすごいです。かなりオススメですね。