【夏目漱石】岩波文庫 二百十日・野分、漱石紀行文集 あれ?岩波文庫美装ケース入りセット 夏目漱石作品集ってどうなるんだ?
全国の夏目漱石ファンの皆さん、こんにちは。 連休中は夏目漱石してますか?
「二百十日・野分」「漱石紀行文集」が岩波文庫で出ていますね。
あれ?二百十日は文庫で読んだ記憶があるんですが、過誤記憶かな。新潮か角川で読んだのかもしれません。
漱石紀行文集は「満韓ところどころ」「倫敦消息」「自転車日記」「京に着ける夕」が入っています。文庫で読めるようになるのは大変うれしいですね。
でも2万円近くする「岩波文庫美装ケース入りセット 夏目漱石作品集」に入ってないのですが、どこに置こう?
漱石の満洲,ロンドン,京都を巡る紀行文「満韓ところどころ」「倫敦消息」「自転車日記」「京に着ける夕」をまとめる.漱石の人間,人事,自然を見詰める眼は的確であり,ユーモア溢れる溌剌とした文章で綴られている.近代日本の秀逸な紀行文となっている.小品5篇を併せて収載する.短文ながら文豪の素顔をよく伝えている佳品である.
圭さんと碌さんの軽妙な会話を軸に、夏目漱石(1917―66)の阿蘇山旅行に基づき書かれた「二百十日」。若き二人の文学士と文筆に生きる男が、流動する社会に三人三様に向き合う姿を多面的に切り取った「野分」。先鋭な社会批評を中軸に据えた、長篇作家漱石誕生への橋渡しとなる二篇。(解説=小宮豊隆・出原隆俊)(改版)
岩波文庫では新しく夏目漱石が2冊加わりました。文庫はやっぱりアプローチしやすいのでとってもうれしいです。
<夏目漱石関連記事>
岩波のHPには夏目漱石特集があります。
こちらには「漱石検定」もあります。わたしはトライしてみましたが「漱石検定」の初級でもけちょんけちょんでした。坊ちゃんの「うらなり」ってそういう意味だったのか!中級は結構難しくて歯が立ちませんでした。
ということで興味がある方はぜひ。
HPをのぞいて、一瞬かなり混乱したのがここ。
通し番号 緑11-2
って書いてあるけど、漱石紀行文集が緑11-2?ええっ!ってかんじです。岩波文庫の夏目漱石は緑10台と緑11台の2つがあります。緑11-2って「硝子戸の中」ですし、緑11台のラストは緑11-19「坑夫」です。「硝子戸の中」が絶版になったのか、とか思いましたが単なるケアレスのようです。実際は、
「二百十日・野分」緑11-21
「漱石紀行文集」緑11-20
のようです。
いや、だからなんだというわけじゃないですよね。ファンじゃない人には何言ってるんだって感じかもしれません。でもいろいろ考えちゃうじゃないですか。岩波さん、HPで自分の文庫の番号間違ってますよ。
で、そうなると当然気になるのが「岩波文庫美装ケース入りセット 夏目漱石作品集」です。2万円近くするんです。
こちらがマイ漱石作品集です。
漱石と芥川龍之介のちくま全集と、漱石研究年表をならべています。
岩波で新しい文庫が2冊出てきたのでどうしたらいい?
ファン的にはハードカバーの全集を読まなくても「満韓」読めるなんて便利だと思いますが、一方でセットで買ったのに!とか思っちゃいます。箱の横に置けよ、とか言われるかもしれませんが、やっぱり箱入りで買ったので全部が箱に入らないのはちょっと残念です。
連休中は、そんなこと思いながら全集の位置をどうしようかとか考えながらいろいろ本を片付けています。ついつい読む時間の方が長いけどねw
連休で本に物理的に接触する時間が長いのはとってもうれしいです。明日も本棚せいりしようかな。
ご参考になりましたら幸いです。