感想『チェンソーマン 1』藤本タツキ先生 がストロングゼロみたいなジャンプ作品だった件
『チェンソーマン 1』藤本タツキ先生、来たなコレ!あの『ファイアパンチ』の藤本タツキ先生がジャンプで連載ですから期待はしていたのですが、ホントとんでもない作品が飛び出してしまいました。簡単に言うと、
・主人公に大きな夢がない。
・主人公が残酷。
・主人公が行き当たりばったり。
・主人公の原動力がエロ。
と、お話的には少年ジャンプでは受け入れられないパターンです。お子様にストロングゼロ飲ませているみたいなもんです。
しかしクソ面白い。なんなんだこの面白さは。打ち切り大丈夫かな、とか心配していましたが、Twitterでバズって新刊売上が爆発しているようです。とりあえず打ち切られず一安心。
少年が死んだ父の借金を返す話 1/13 pic.twitter.com/5oskSF9xqZ
— ながやま こはる (@nagayama_koharu) 2019年3月4日
チェンソーマン まじで面白いからこのまま名作化してほしい
— キャプテン:タイラ (@Poke_Aquila) 2019年3月8日
打ち切りはマジでやめてくれ
あと作者のサインクソ笑った pic.twitter.com/wmSd5zsAUx
チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス) コミックス – 2019/3/4 藤本 タツキ (著)
目次
デンジ
(『チェンソーマン 1』より)
親の借金を背負わされた超貧乏なデンジ君。ヤクザに裏切られて切り刻まれます。第一話からバラバラで読者に衝撃が強すぎます。これ、ジャンプじゃないだろ(褒め言葉)。
デンジ君の夢は、とりあえずジャム塗ったパン食うこと。
ポチタ
(『チェンソーマン 1』より)
悪魔のポチタ。デンジ君が飼っていました。デンジ君はポチタを普通にチェンソーとしても使用して木切ってました。実は本編の中で唯一かわいい存在。あとは結構ヤバめの奴らばっかりです。
マキマ
(『チェンソーマン 1』より)
デンジの上司、マキマさん。早川くんもパワーちゃんもマキマさんには頭が上がりません。マキマさんがこのお話のキーパーソンに違いありません。めっちゃ”天使で悪魔”の印象です。
早川アキ
(『チェンソーマン 1』より)
同居させてもらう早川アキ。ファンの間では通称、金玉先輩とかコン先輩っていわれてます。デンジの3年先輩になります。
二人は全く性格があいません。デンジ君と早川は、サスケとナルトの関係になるのか?いや、そんなナイスなもんじゃないです。ナルトとチェンソーマンはキャラクターのベクトルが違いすぎます。火影になる!とパンにジャムつけたい!乳もみたい!とじゃ大違い。
パワー
(『チェンソーマン 1』より)
個人的にイチ押しのパワーちゃん。たぶん野良の悪魔。いろいろと適当で、トイレでうんこも流さない。ちなみに貧乳。
(『チェンソーマン 1』より)
暴れん坊で、嘘つきで、性格はおおむね幼稚園男児。マキマさんにはめっぽう弱い。っていうかマキマさんに強い人は今のところいない。
昭和・パラレルワールド設定?
設定はソ連がまだあるようですし、なんだかよくわからない冷戦中なパラレルワールドなのでしょうか。町並みも古いし、携帯電話使わないで公衆電話使っているし。でも車は微妙に新しいっぽい。
みんな、この風呂見たことある?管理人はあるよ。昭和に使われていたバランス釜ってやつ。
古いんだか新しいんだかよくわからないのでパラレルワールド設定かと思いますが、藤本タツキ先生に引っ掛けられているかもしれません
まとめ
『チェンソーマン』の1巻読んだ印象は、藤本タツキ先生はやっぱり悪魔だなってことです。いろいろな展開がひどく読者を不安にさせます。主人公に夢はないし、テキトーだし、残酷だし。なのに、この爽快感と切れ味は素晴らしすぎる。
ほんとにコワイのは連載してるのがあの『ファイアパンチ』の藤本タツキ先生だっていうこと。タツキ先生ならパワーちゃんや金玉先輩、下手したらマキマせんぱいまでぶっ殺しそうじゃないですか。
『ファイアパンチ』 から『チェンソーマン』の今後の展開を予想したら、少年ジャンプ読者ならウンコちびるかもしれません。でもこの作品の気持ちよさって、すごいです。爽快感ありまくりの、ストロングゼロな飲み物でした。爽やかなジャンプ系飲み物の中に一つだけストロングゼロが置いてある感じ。やっちゃいけない系ジャンプ作品としてすごい期待したいと思います。かなりおすすめ。
チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス) コミックス – 2019/3/4 藤本 タツキ (著)
悪魔のポチタと共にデビルハンターとして借金取りにこき使われる超貧乏な少年・デンジ。ド底辺の日々は、残忍な裏切りで一変する!! 悪魔をその身に宿し、悪魔を狩る、新時代ダークヒーローアクション、開幕!
ご参考になりましたら幸いです。
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