【感想】あの娘にキスと白百合を 7 缶乃 (著) あなたが望むならあたしをあげよう。あたしがもらったみたいに。【マンガ感想・レビュー】
『あの娘にキスと白百合を』7巻出ました!
は〜、百合百合しい……。
7巻の表紙は、はねちゃんこと青井灰音ちゃんと雪村藍花ちゃん。なんと姪と叔母の関係です。うーっむ。
ついに来たか!家族百合!!
一方の白黒コンビは色々大変そうです。7巻は黒沢さんがかなり不安定です。5巻で白峰さんが情緒不安で海へ逃避行して黒沢さんが支えてくれたから、今回は白峰さんが黒沢さんを助ける番です。
とても読み応えのある7巻でした。すごいおすすめです!
<関連記事>
kaigyou-turezure.hatenablog.jp
灰音&藍花
青井灰音
青井灰音ちゃん、通称はねちゃんは中等部2年。すごいピアノが上手でコンクールでも上位入賞者。でも一点集中型の天才で、ほかはてんでダメ。黒沢さんにあこがれて園芸部に入りました。
はねちゃん、園芸部で指には気をつけてほしいです。園芸は結構重労働だから、ピアニストは指痛めたら大変です。
はねちゃん、自分の気持ちに
藍花ねえちゃんといつも一緒のはねちゃんは、子供扱いされているようでいろいろと反発してしまいます。藍花ちゃんはただひたすらにはねちゃんがカワイイだけ。藍花ちゃんの言葉に敏感に反応して、おもわず問い詰めてしまいます。
雪村藍花
雪村藍花ちゃんは灰音ちゃん(はねちゃん)の叔母にあたります。はねちゃんのことが好き。しっかりしているようですが、気持ちはやはり揺れ動きます。
白峰あやか&黒沢ゆりね(白黒ペア)
黒沢ゆりね
白黒コンビは1巻第1話からのメインコンビです。黒沢さんは高等部2年でオールラウンダーの天才。勉強もスポーツもすべてこなします。そんな黒沢さんは自分の才能をうまく使うことができません。
白峰あやか
白峰さんは高等部2年で、超努力家です。いつも黒沢さんに負けて2位です。それでも努力を止めることはありません。いつか黒沢さんを超えるために頑張り続けます。そんな白峰さんの姿に黒沢さんは強くひかれます。
でもねー、黒沢さんだから結構適当でちゃらんぽらん。白峰さんの心を無自覚にかき乱します。
黒沢さん、覚醒する(百合的に)
揺れ動いて迎えた二学期の期末テストで、はじめて白峰さんは黒沢さんと同点1位になります。でも追いついたはずの白峰さんは黒沢さんの様子が変であることを分かっています。
黒沢さんは空っぽだった自分が、色々なものを白峰さんからもらっていたことに気づきます。1位になりたい白峰さんにわざと抜かれてもいいと思いますが、白峰さんはそんな黒沢さんに怒ります。
まわりがどうだろうと無自覚だった天才が、はじめてライバルとして白峰さんを意識し始めます。そして三学期の実力テストでは再び黒沢さんが1位に返り咲きます。
白峰さんを意識するようになって、お互いにふざけるように交わしていたキスの意味も激変します。黒沢さんは1巻ではふざけて噛んだりなめてたりしてましたが、もう赤面しまくりです。黒沢さん、覚醒したな!……百合方面だけど。
まとめ
ということで、色々と書き始めたらいつまでもいろいろと書けるような素晴らしい7巻でした。毎回前に戻って色々読み直しますが、小ネタも大量にあって5巻に続いて東西コンビもあいかわらずですし(プププ)、町田さんの黒沢さん妄想も楽しいです。
缶乃先生は本当にすごいですね。これだけの人数のキャラを動かしていくってものすごいことだと思います。そして、みんなそれぞれに希望や悩みを抱えながら一生懸命にがんばっています。
で、全部百合。
8巻も白黒コンビ周辺らしいので、さらに百合覚醒した黒沢さんが見られるかと思うと待ち遠しいです。めちゃくちゃにオススメの7巻でした!
ご参考になりましたら幸いです。