【感想】『イトウ先生、授業の時間です。』 美術教師と生徒たちの、かみあわない日々 イトウ ハジメ (著)【マンガ感想・レビュー】
『イトウ先生、授業の時間です。』読みました!これ、本当にいい本ですね。かなりオススメです。
イトウ先生は普段は大学院生で研究をしており、中学の美術の先生もやっています。そんなイトウ先生のインスタグラムが本になりました。中学生の教育現場って、まあいろいろ大変ですよね。誰もが通り過ぎてきた日常を切り取った作品です。
ほとんど1Pマンガで、時々見開き2P。最後の「先生になる前」は49P(管理人がカウントしたからあってるかな?)です。馬鹿馬鹿しい中学生の日常に笑ってしまいます。それなのに、ところどころにホロリとさせられるところがすごくいいです。
一学期
校長先生がかわいい。
読書熱っていいなぁ。みんなで本を読めるっていいよね。中学の頃にこんな先生に出会っていたら自分も違っていたかもしれません。管理人は、ただただ一人で黙々と読書を続けていたタイプでした。いまはブログで読んだ本をみんなに報告しているからちょっとだけ救われています。
二学期
微妙な緊張感。なんなんでしょうね、この青春注意報的な状況って。医師が治療と関係ない患者さん情報を得てしまう時と似ています。
三学期
とくに男子中学生って基本バカだよね。女子と男子の差が一番開いている時かもしれません。
先生がまだ先生じゃなかった頃の話
これは全然本筋じゃないんですけど、笑っちゃいました。本編もなかなか泣かせてくれます。
まとめ
かなり笑えて時々うるっとくる、すごいいい作品でした。中学時代の自分って忘れていますけど、そういえばこんなバカだったな、とか、確かにこんなこと考えていたよね、なんて思い出されます。甘酸っぱいですね。
イトウ先生は基本まじめで、でも若いから先生としての役割と年上の兄的な部分とが一緒にあって、微妙にいい位置にいる感じがします。実際は距離が近いから一番大変なスタンスかもしれませんが。
笑い度もなかなか高いですけど、実は隠れて涙腺刺激度も高いです。管理人はウルウルきました。あの中学生の頃に戻ったような感覚がいまでも自分の周りに漂っているようです。
ご参考になりましたら幸いです。