【感想】『ぼくの姫島くん』成平こうじろう 胸がキュンとしたら性格最悪の女装男子でした【ネタバレ漫画レビュー】
『ぼくの姫島くん』でました!この作品、とってもいいですね!!
学校一の美少女、姫島さんはじつは性格最悪の女装男子でした。偶然それを知ってしまったメガネ系男子の古賀くんは姫島さんに振り回されてしまいます。
成平こうじろう先生の絵がとってもいいですね。すごい好きです。もしかして、 ためこう先生ですか!?この路線でもマジで行って欲しいです。
第1話が2013年ですから、とても時間をかけてできた作品です。めちゃくちゃ気になっていましたので予約して実本買いました。手元に届いて感無量!!現在、売り切れ続出のようです。すごいオススメの一冊です。
誰もが憧れる完璧な学園のヒロイン・姫島に恋している古賀。だが姫島の正体は、男子の羨望と女子の嫉妬を集めることを無上の快楽とする、性格最悪の「女装男子」だった!その秘密を共有してしまった古賀の、苦悩とトキメキの日々が始まる…!
姫島さんは学年一の美少女です。古賀くんは姫島さんに恋していますが偶然、姫島さんが男性であることを知ります。しかもボクサーパンツで性格最悪。彼が作り上げた理想の女性像を姫島くんがとことんぶち壊しながら話が進みます。
ちなみに今回の記事では理想の女性像を『姫島さん』として、性格最悪の女装男子を『姫島くん』と管理人が勝手に区別して書かせてもらいますが、作品の中では同一人物です。
表紙の絵、とってもいいですね!姫島さんのパンツ、ボクサーパンツだしw
女装している姫島さんはセーラー服の下はボクサーパンツでした。ち◯こついてるし。
秘密を知ってしまった古賀くんをからかってもてあそぶ姫島くん。古賀くんが理想としていた姫島さんは、じつは性格最悪の男でした。
天使のような笑顔の姫島さん。みんなの前ではにっこり笑って「古賀くん」とか言ってますが、影に隠れるととんでもねぇ。
古賀くんと二人きりになると悪魔の形相で脅迫します。姫島くん、ひでぇ。これが日常的一コマです。
「オレ達 付き合っちゃおっか」
なにっ!姫島さんのセリフに一瞬、俺でもぐらっときたわ!!まあ、いろいろ事情があって、決して恋愛的な付き合いじゃないんだけどね。古賀くんもそれをわかっているんだけど、ときどき古賀くんの姫島さんに対する恋愛スイッチが入っちゃうのがカワイイ。
姫島くんは暴走しっぱなし。いろいろな人の心を踏みにじって悪魔のように立ち回ります。古賀くんはそんな姫島くんのことがどうしても許せません。古賀くんは一度は理想の女性である姫島さんと別れをつげます。
そして古賀くんの行動で、女性としての姫島さんも消えようとします。
理想の女性である姫島さんはどうなるのでしょう。そして古賀くんは一体どうするのでしょう?ぜひ続きは本編を読んでみてください!
この作品の読み方として『姫島さん』と『姫島くん』って分けて読むとわかりやすいかもしれません。理想の女性が『姫島さん』で、女装して楽しんでいる性格の悪い男子が『姫島くん』ですね。
BLの気がない古賀くんが理想の女性として『姫島さん』を思い描いています。女装している性格の悪い『姫島くん』がちらちら見えてきて、古賀くんの理想をぶち壊します。
はじめは古賀くんは実在しない『姫島さん』を好きになっています。他の男子もみんな『姫島さん』しか知りません。古賀くんが実際に性悪男子の『姫島くん』だと気付いてしまっても、古賀くんは『姫島さん』を『姫島くん』の中に見つけてしまいます。
ときどき現れる理想の女性である『姫島さん』にもだえ苦しむ古賀くんがかわいそうです。だって、本当に手にしたい人は実在しないからね。そして古賀くんは理想の『姫島さん』とお別れしようとします。おもわず泣いてしまう古賀くん、ぐっときますね。でもね、目の前の子は男子だよ。
ということで、とっても好きな作品でした!完結おめでとうございます。成平こうじろう先生、いいなぁ。ぜひ今後とも宜しくお願い致します。かなりかなりオススメです!
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