【感想】『理想のヒモ生活(1)』日月 ネコ, 渡辺 恒彦 (著) 異世界で、王族で、ヒモ!でもそんなに楽じゃないかも。【マンガ感想・レビュー】
『理想のヒモ生活』ついに1巻出ました!
管理人は全然ラノベが読めないのですが『理想のヒモ生活』は数少ない読めるラノベです。小説の方もすごい胃作品なんですが、今回初めてコミカライズされた作品もとってもいいと思います。
すごい人気なのにコミカライズもアニメ化もされていないのはタイトルのせいか?内容のせいか?なんて思っていましたが、ようやくコミカライズ出ましたね!コミカライズも原作にほぼ忠実で、長期間「小説家になろう」で首位を保ってきた作品の面白さが出ている感じがします。Web小説より文庫版の方がより内容の厚みがましていますが、コミカライズはまたWeb版のような歯切れの良さが出ている感じがします。
早速、コミックもベストセラーになっているようです。小説も漫画もさらに人気が出て欲しい作品です。
独身のサラリーマン、山井善治郎は異世界に召喚されてしまいます。異世界側は彼をむかえる条件はただ一つ、だらだら後宮にいるだけの婿殿として。結婚相手の女王アウラさんの美貌にもやられて異世界に行くことを決めた善治郎は、日本のサラリーマンスキルを発揮して理想のヒモ生活をエンジョイできるでしょうか。
山井善治郎(ゼンジロウ)
身寄りがない善治郎はブラック企業に勤めています。たまの休日にアウラさんにいきなり異世界に召喚されてしまいます。
アウラ・カープァ
善治郎を召喚したアウラさんはカープァ王国の女王です。女王の婿として善治郎を異世界に迎えたい、というのが今回の召喚の目的です。ようはアウラさんの婿探しです。
事情を聞き悩んだ善治郎ですが、アウラさんの美貌に逆らえず異世界に行くことに決めます。1ヶ月の猶予をもらった善治郎は、持てる範囲の現代文明の品々を持参してカープァ王国に行きます。
王族結婚を前提にした召喚ですから、当然ぬれ場もありありです。テンポよく初夜も難なくこなちゃうし、こんな安定した夫婦生活をベースにしたお話ってあまりないですよね。
善治郎も魔力があるとはいえ、やれやれ系でもなく俺TUEEEEEE系でもなく、サラリーマンとしての資質と現代社会と異世界のギャップをうまく使って困難を乗り切る感じです。サラリーマンスキルは一般的ですが会計計算などは異世界ではかなり重宝されます。だから設定が異世界でも解決方法が身近に感じます。
と思ったら、オクタビアさん出た!
善治郎の異世界教育係として、人妻さん登場です。権力の中枢に突然現れた善治郎のそばに有力者がなにかとアプローチをかけてきます。権力闘争も大変。一つ対応を間違えば、自分だけじゃなく女王であるアウラさんにも迷惑をかけてしまいます。
原作に比較的忠実な印象を受ける1巻でした。現在原作は9巻まで出ていますから、ぜひぜひコミックの方もロングランの作品になって欲しいです。すでにかなり人気が出ているようですし、本日2017.07.26時点でアマゾンコミックランキングで6位になっています。オススメです!
<試し読み>
ブラック企業に勤める山井善治郎は異世界に召喚され、突如、女王様から結婚を申し込まれる。王族としてグータラなヒモ生活を謳歌できるのか? 「小説家になろう」総合ランキング1位獲得作がコミック化!