【感想】『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2』あき先生、至高のコミカライズ！

『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2』出ました。

至高のコミカライズ作品です。あき先生の絵でコミカライズって本当に素晴らしい。眼福です。

幼馴染と一緒に異世界に召喚されてしまったルリは、邪魔者扱いで森に捨てられてしまいます。チェルシーさんに拾ってもらって、この世界のことを少しずつ勉強していきます。あまりに巨大な魔力を持っているルリはチェルシーさんに竜王国の王都に行くことを勧められます。

あき先生の描く人物がすごい良いです。まさに至高。さらに妖精も猫も本当にかわいいです。一ページ一ページめくってはうっとりしています。あき先生の『エルハンブルグの天使』とかもう大大大好きですが、今回の作品は原作付きですから、さらに破壊力満点です。

二人について王道中の王道作品だと思いますが、その王道っぷりがすばらしいです。邪道一切なし。あき先生の素晴らしい絵と安定感で安心して読んでいられる作品です。一押しですね。

復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2 (フロースコミック) コミックス – 2019/2/5 あき (著), クレハ (原著), ヤミーゴ (デザイン)

国の繁栄を願う人々により、ワガママ幼馴染の巻き添えで異世界召喚された瑠璃。邪魔者として森に捨てられた彼女は、竜族のチェルシーに保護され、自分が精霊に愛される「愛し子」だと知らされる。森での生活に慣れてきた頃、チェルシーから世界を知り今後の生き方を考えるため、竜王国に向かうことを勧められ……。魔法の腕輪の力で白猫に変身し、旅立った彼女を待ち受けていたものとは――？

召喚

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる１』より）

女子大生のルリは幼馴染と一緒に異世界に召喚されてしまいます。後でわかりますが、この小さな音や淡い光は妖精たちのようです。

追放

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる１』より）

勝手に召喚しておいて、ルリは邪魔者扱いで追放されてしまいます。縛られたままでモリに放置されてしまいます。でも、鈴の音がルリを導いてくれます。

チェルシーさん

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる１』より）

ルリの命の恩人、チェルシーさん。まあほったらかしでもルリは生き延びたでしょうけど、いろいろとお母さん役をしてくれる口は悪いけどいい人です。

かわいい復讐

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる１』より）

国を滅ぼすようなポテンシャルを持っているルリが掲げる目標は『復讐』。作品のタイトルにもあるように『復讐を誓う』ルリです。それを聞いてマジでビビるチェルシーさん。でもまあ、復讐の中身はかわいいものです。

カタブツ竜王

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる１』より）

竜王国の王様です。カタブツで女性のウワサも全然ありません。残念イケメンはときどきお忍びで城下に出没します。

ルリ（白猫バージョン）

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2』より）

猫になってしまったルリ。チェルシーさんの息子、クラウスをビビらせるような魔力でいろいろ行き違いが起こってしまいます。いつもルリに脅かされるクラウスさんがかわいそうです。

ルリ、自分がニートだと気がつく（松苗あけみ風）

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2』より）

『復讐を誓った白猫』が『竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』というタイトル通りの生活を送っていることに気付いたルリ。立派なニート生活です。このままだと働き者のチェルシーさんに多分怒られてします。

ルリロス

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（『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2』より）

竜王はルリロス。単に猫ロスなだけかもしれませんが、竜王はイケメンなだけにいろいろと無自覚で残念すぎます。ルリが嫌がっている猫じゃらしを持っている姿もあわれです。

でも、竜王国に戦争の足音が聞こえてきます。ルリは戦争を阻止するべく旅立とうとします。そして３巻ではさらなるイケメンの予感が……！

まとめ

いやもうペロペロです。

あき先生の新刊がコミカライズで、１巻が良かったのに２巻がさらに良いとか最高すぎます。ルリは美形ですが貧乏性。竜王も超絶美形ですが、女っ気が全然ない残念男子です。ルリが猫だから竜王が気を許しちゃうって設定がすごく良いです。

付き合ってもいないし認識すらしていない二人ですが、波長だけは最高に合う。まさに王道中の王道です。テンプレで邪道な展開は２巻までは一切なしです。

テンプレなのに至高

この素晴らしさったらありゃしません。『君の名は』的なこの二人のすれ違いをただただ見ていたい気もしますが、３巻からはさらに急展開になるらしいです。さらなるイケメンも出るとか。原作未読ですのでこれからの展開を楽しみにしたいと思います。

最近のコミカライズ作品の中でもずば抜けて素晴らしい作品だと思います。自分はかなりあき先生好きなのでバイアスかかっていると思いますが、『復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる』は期待の作品です！おすすめ。

復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 1 (フロースコミック) コミックス – 2018/4/5 あき (著), クレハ (原著), ヤミーゴ (デザイン)

ワガママ幼馴染に巻き込まれ、異世界に召喚された瑠璃。召喚された先では、幼馴染のあさひが巫女姫さま！？一緒に召喚されてきた元同級生たちにより、邪魔者の瑠璃は一人森に放り出されてしまうことに……。

復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる 2 (フロースコミック) コミックス – 2019/2/5 あき (著), クレハ (原著), ヤミーゴ (デザイン)

国の繁栄を願う人々により、ワガママ幼馴染の巻き添えで異世界召喚された瑠璃。邪魔者として森に捨てられた彼女は、竜族のチェルシーに保護され、自分が精霊に愛される「愛し子」だと知らされる。森での生活に慣れてきた頃、チェルシーから世界を知り今後の生き方を考えるため、竜王国に向かうことを勧められ……。魔法の腕輪の力で白猫に変身し、旅立った彼女を待ち受けていたものとは――？

エルハンブルグの天使 (Feelコミックスファンタジー) コミックス – 2013/3/8 あき (著)

嫉妬と羨望。そして軽蔑。少しずつ狂い始めた歯車と、開いていく二人の距離。悲哀に満ちた目で彼らを見つめる天使は何を思うのか…？　王マディスと王の良き友人の剣士ラルヴァン。微妙なバランスの元、一見固い絆でむすばれていたはずの二人は、プリマ嬢の登場と生まれた息子ペルセスによって二人の均衡は崩れ去る。自らの出生に疑問を抱くペルセスは、ラルヴァンの元を訪れるが…。

ご参考になりましたら幸いです。