勤務医開業つれづれ日記・3

「このマンガがすごい!2021」参加してます。あふれる”好き”を形に。マンガ感想とか書評を中心にしたブログです。

【マジキチ】【危険な読書】大学新入生、新社会人へ 院長が断言する「絶対に読んではいけない本リスト」【最低な本】【閲覧注意】

ごめんなさい。本当にごめんなさい。こんな記事を書いてしまってごめんなさい。

 

いままでの記事とは全く雰囲気が異なりますのでご注意ください。この記事はエロ・グロ・ナンセンスです。特に精神的に安定していない方には絶対にオススメいたしません。

 

 

人生に無駄なんてない、とはよく言われます。でもわざわざ自分から地雷原に入ったり、精神破壊されるところに行こうなんて思いませんよね。この記事はまさに無駄になるかもしれませんし、トラウマを作ってしまうかもしれません。

 

「毒書」とか「読んではいけない」というのはありますが、実際に見てみると毒っ気はあるけど人生に役立つよねっていう本の紹介ですよね。本当にヤバくて「なんでこんな本が存在するのか?」という存在意義すら疑われるような本はなかなか紹介されていません。ここの記事にあるのはそういうヤバい本ばかりです。

 

私自身、どの本も心をえぐられて傷だらけになりながら読んだ本ばかりです。だから絶対に気軽になんて読まないでください。本当に読まないでください。仮にみなさんが読んで心傷ついても責任持てません。

 

ここにある本は若い頃にしか読めない本かもしれません。大変な精神的侵襲を受ける可能性高いです。読むことだけでも大変な努力を要します。そのうえ、最期まで読破できる確率は極端に低いと思います。

 

逆に若い頃に読むと、冗談抜きでほんとうに人生が曲がるかもしれません。怖いもの見たさでちょっかい出すぐらいならここで閉じてください。その方がお互いに幸せです。

 

ごめんなさいとしか言いようがありません。本当にごめんなさい。できれば、ここで引き返してください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ以降の閲覧は

完全自己責任でお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、リストを始めます。

以下のリストでは絶版などを多数含みます。入手困難な作品もありますがご了承ください。

 

また所有すること自体、家族や知り合いと問題を起こす可能性が十分ありますのでご購入はご検討をしたうえでお願いいたします。

 

 

 

 

 

心ならずも死体となる人の何割かは殺人の被害者として死体になる。死体のある光景を毎日目撃し続けたカリフォルニアの殺人捜査刑事が個人観賞用に収集した膨大な「死体のある風景」のスクラップを残して死んだ。衝撃の殺害死体写真集。 

生も死もリアルな現実。あまりにマテリアルな死という状態を受け入れられますか。 

 

 

 

人間の卑劣さと高潔さを徹底して描き出す

2007年8月24日、名古屋市内に在住の31歳の女性会社員、磯谷利恵さんが帰宅途中に男三人に拉致されて殺害され、岐阜県の山中に捨てられるという事件が起きた。犯人の一人が直後に警察に電話をかけて自首し、女性の遺体が発見されたことで事件が発覚した。

後に「名古屋闇サイト殺人事件」と名付けられたこの事件の犯人たちは、犯罪を行う仲間を募集するインターネットサイト「闇の職業安定所」という掲示板を通じて知り合い犯行に及んだ。事件は仲間を募る書き込みをしてから8日後、顔を合わせてから3日後に起こった。

事件があまりにも残虐で無計画なものだっただけに、マスコミは大きく報道した。「闇サイト」の存在が明るみに出た頃で注目度も大きかった。実際、私もこの事件はよく覚えている。顔も見たことがない、縁もゆかりもない男たちが、金品強奪の目的のため一人で歩いている若い女性をターゲットにした、という恐怖と怒り。屈強の男三人にかかったら、女一人を誘拐するのにわずか1、2分しかかからないのだ。

幼いころに父親を亡くし、母一人子一人で生きてきた31歳の女性の一生を、著者の大崎善生は丁寧に書きとっていく。高校時代、母が教師に「どうやったら、あんな素晴らしい娘さんに育つのですか?」と問われるほどの娘について、母は丹念に語る。大崎は平易な言葉で淡々と綴っていく。事実は事実として、母の思いは思いとして。伯母、恋人、趣味の囲碁の仲間、高校時代の親友たちが見た利恵さんは普通の女性だ。そんな人が殺されたことを受け入れられなかっただろう。その上、一人を殺しただけでは死刑判決が出ないという事実も彼らを驚かせる。司法とはそういうものだと言えるのは、当事者ではないからだ。

40回もハンマーで殴られながら最後まで生きることを望み、犯人を説得しようとした利恵さん。だが最後の最後、命を諦めてもある物を守り抜き、一つの謎を残した。解いたのは5歳年下の恋人だ。彼に託した思いは報われた。

嗚咽をこらえ読むのを止め、何度窓から外を見たことだろう。なぜ何の罪もない女性が嬲り殺しにあったのか、どうしてこの女性は最後まで生きることを諦めなかったのか。人間とはどこまで卑劣で凶悪になれるのか。逆にどこまで気高くプライド高く戦うことができるのか。本書は余すことなく描いていく。私たちは、この事件をきちんと記憶しておかなければならない。それが磯谷利恵という女性が生きた証なのだから。

評者:東 えりか

(週刊文春 2017.01.23掲載)

紹介文を読んでください。この本について、私は語る言葉がありません。 ほんとうに語る言葉がありません。

 

 

「殺意は静かに舞い降りる、誰のもとにも」血族、恋人、隣人、あるいは“あなた”に。おぞましき現場でわらうその貌は、いったい誰の面なのか…。日常の中にぽっかりと口を開ける不条理。殺る側か、殺られる側か、自らが堕ちる煉獄は果たしてどちらの絶望か―。気付かぬうちに誰もが鬼と化す恐怖。日常を蝕む業。人間の奥深き本質に迫るノンフィクション集。 

人間の形をした別のものとか、そうでも思わないとおかしくなりそうです。内容を思い出しただけで吐きそう。

 

 

 

SCENE―屍体写真集 戦慄の虐殺現場百態

 

眼を覆う惨劇、生々しい殺人現場を完全ドキュメント、稀有の屍体写真集、遂に発刊。破壊・暴行・略奪・殺人/犯罪の最前線を世界にスクープ、その生々しい映像は、我々に何を提起するのか。 

ノーコメント。 

 

 

 

伝説の奇才・蜈蚣Melibe(むかでめりべ)が長き沈黙を破る、
異形のエロティック・メルヘン。
ヒトを遺伝子改造して創られた人工生物=“有機人形(オルガドール)”が存在する未来、慰安用から軍事用まであらゆる日常で利用された彼らが奏でる異端の叙事詩。これは21世紀の『家畜人ヤプー』か、 はたまた『ブレードランナー』か…?
押見修造も激賞!V
「蜈蚣Melibe漫画は、思春期の抑圧された僕を解放してくれた。
全部やっちゃってもいいんだよ、と。
それはとても優しい救いだった。
再びこの世界に浸れることが幸せです」

マジキチ。蜈蚣Melibe先生の「バージェスの乙女たち」は昔の作品ですが、これよりさらにゆがんでいます。

 

 

 

 

 ■ C・G・ユングの非公開の書がついに公刊。
16年余りの長きにわたり、ユングが私的な日記として自ら手書きで緻密に書き綴った『赤の書』。そこには、その後のユング思想の中核となるものがすべて記されていた。しかし、さまざまな理由から『赤の書』は黒いトランクに入れられ、スイスのとある銀行の金庫の中で半世紀近くのあいだ眠りつづけることになったのである。その伝説の書物が、2009年10月、ようやく日の目を見ることになった。
細かな部分まで丁寧に描き込まれた大小さまざまな極彩色の美しい絵の数々、綿密な構成のもとに、ページぎりぎりまでびっしりと書かれたカリグラフィーの文字。さながら「ケルズの書」のような聖書の豪華装飾写本を思わせるこの書を、現物と同じ大きさのまま、日本語訳を付してお手元にお届けします。

あの有名なユングの私的日記です。明らかにおかしいですよね。テキストのみの版もありますが、絵がないと意味がありません。 

 

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1992年5月、高層住宅の11階から飛び降り自殺し、24年の短い生涯を閉じた“カルト漫画家”山田花子。死後六年を経過した現在も“信者”とも言える熱狂的なファンを増やし続けている彼女が、死の前日まで記していた日記が存在した。テレビ、新聞、雑誌などを賑わせた「自殺直前日記」が、完全版となって登場!96年刊行版に、新たに発見された「日記」の未発表部分を追加した完全版!読者からの手紙も併せて収録。

自殺した山田花子先生の日記。読んでいたら一緒に引きずり込まれます。 

 

 

 

私たちみんな、ここにいるよ。
突然変異的異才が産み落とした、新食感ダーク・ファンタジー。

少女たちは、食べる。叫ぶ。そして抱き合う。
やっと、誰にも邪魔されずに。
もうすぐ、みんなのところに行けるーー。

太田出版WEBマガジン「ぽこぽこ」連載時から話題を呼んだ新鋭、衝撃のデビュー作。
エロティックで、少しグルメな未確認飛行寓話。
どうぞ、ごゆっくりお召し上がり下さい。

西島大介も絶賛!
「アンダーグラウンドなのにポップ。明らかに才能ある!」

なんだ、これ? 胃が痛くなって吐き気がします。

 

 

 

 

三角草。
厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花。
閉鎖的な田舎町の中学に転校してきた少女「春花」を待っていたのは、凄惨なイジメだった。
せき止められない憎しみに、少女の心は崩壊する!!
押切蓮介初の本格「精神破壊(メンチサイド)ホラー」が、大幅加筆で「完全版」として登場。 

これ、なんでみんな平気なの?

この作品ってスゴくまずくないですか?リストの他の作品と同じぐらい精神的にやられた本です。私にとってはトラウマになった作品です。私は怖くて二度とこの本を開けられない。

 

 

 

 

本書で用いた疾患分類は、昭和53年8月に作成された、「医師国家試験出題基準選定7科目ガイドライン」に準拠しましたが、本書はそれを十分にカバーしているばかりでなく、真皮・皮下組織、筋膜疾患などの皮膚構成要素別の分類、外耳・粘膜疾患などの特殊部位の分類をも大幅にとりいれて、若干の新しい疾患群(疾患概念)も追加してあります。また新生児、老人、遺伝、心身症、全身との関係なども敢えて重複をいとわず記載されていますが、当該疾患の分類上もっとも適切と思われる章で、主な解説をしています。第6版では、我が国の皮膚科教科書では初めて図版をカラー化しました。また、カラー写真の数も321枚に大幅に増やし、該当する頁に印刷しています。 

リアルな教科書ってすごいです。特に皮膚科はヤバい。火傷した皮膚も胃が痛くなりますし、皮膚の病気もなかなかひどいです。 私はこの教科書見て、皮膚科になるのをやめました。私には無理だ……。

 

 

 

 

従来の「医事法編」を「医療事故と医療倫理」とし、最低限おさえておくべき重要語句や文言を太字で強調。必要なカラー写真は冒頭に口絵として挿入。「医師国家試験出題基準」および「コア・カリキュラム」と本文との対照表を巻末に掲載。

さらにまずい方の医学部の教科書です。法医学の教科書ですから殺人や事故などの死因や遺体の状況が一通り載ってます。写真あります。

 

 

 

 

 

1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越してきた美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、姉妹がせっかんされている場面に出合いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり、やがてメグは地下室に監禁されさらに残酷な暴行を―――。キングが絶賛する伝説の名作! 

読めば絶対に心に傷が残る作品。しかも実話ベース。瞳孔が……。 

 

 

 

 

 

世紀末を生きる我々が最後に頼れるのは生命保険でも年金制度でもない。その気になればいつでも死ねるという安心感だ。…薬局で買えるクスリから、最も安楽に死ねる方法まで、聖書より役立つ、コトバによる自殺装置。 

有名な本です。このリストの中では一番読みやすいと思います。

 

 

 

 

内容(「BOOK」データベースより)
作家、書店員、恩師、友人、恋人…生前近しかった13人による書き下ろしコラムと雑誌「幻想文学」に掲載されたブックレビュー7篇も特別収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
二階堂/奥歯
1977年生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒。編集者、レビュアー。2003年4月26日、自らの意志でこの世を去る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 

 

自殺した編集者の日記です。何度も自殺未遂をしており、日記にも書かれていて壮絶です。関連記事を参照してもらえましたら幸いです。

<関連記事>


 

 

 

 

内容紹介
ポーランド幻想絵画の巨匠ベクシンスキ。50~70年代の全盛期を中心に、写真、彫刻、ドローイング、CGを集成した全3巻増補版。

内容(「BOOK」データベースより)
ポーランドが生んだ孤高の天才幻想芸術家ズジスワフ・ベクシンスキ(1929‐2005)の全貌に迫る作品集成。フォルマリズム美学に貫かれた50年代の写真作品およびベクシンスキの名を一躍世界に知らしめた70年代の写実的幻想絵画を中心に構成したシリーズ第一弾。

ネットで噂されている「3回見たら死ぬ絵」。おぞましい……。 息子はウツで自殺、本人は自宅にて17箇所メッタ刺しにされて死亡している。

 

 

 

 

タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。彼が語る、主人とその息子のおぞましい所行を端正な文体で綴り、日本推理作家協会賞を受賞した表題作。学校でいじめられ、家庭では義父の暴力に晒される少女が、絶望の果てに連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」。限りなく残酷でいて、静謐な美しさを湛える、ホラー小説史に燦然と輝く奇跡の作品集。 

だめだ、これ。表題作を立ち読みで読んでいて、気持ちが悪くなって座り込んでしまった本。

 

 

 

 

第二次大戦下、親元から疎開させられた6歳の男の子が、東欧の僻地をさまよう。ユダヤ人あるいはジプシーと見なされた少年が、その身で受け、またその目で見た、苛酷な暴力、非情な虐待、グロテスクな性的倒錯の数々―。 

新訳です。人間に色を塗られた白い鳥(ペインティッド・バード)は仲間のところにようやく逃げてきたと思ったら、仲間につつき殺されます。表紙の中央の鳥の足が人間の足になっています。そして、真ん中の白い鳥は色が塗られています。

 

私は旧訳「異端の鳥」を読んで激しく後悔しました。あまりにもひどすぎます。作者は後に自殺しています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だめだ。この記事から離脱しないとだめだ。そう思いながら書きました。

 

具体的に記事を書くきっかけになったのは、BRUTUS(ブルータス) 2017年 1/1・1/15合併号の「危険な読書」です。とてもいい特集だと思いますが「これが危険な読書です」って言われると、これが本当に危険なの?って思ってしまいました。

 

本を読んでいる人なら、もっとまずい本が他にあるのは直感的に分かっています。本当に危険な読書って、こんなもんじゃないよね。 もっとおぞましく、ひどく危険な本が世の中には存在しています。

 

光があれば影があるように。影に追いつかれないように、より明るい光がみなさんを照らすことを祈っております。

 

ご参考になりましたら幸いです。