■「四月馬鹿」川辺蛙子出来の悪い子ほど可愛いって言うけど、２人そろって馬鹿だったらどうよ？追記：　作者さんからお返事とイラストもらいました【マンガ感想・レビュー】

　
出来の悪い子ほど可愛いって言うじゃん！

でも、２人そろって馬鹿だったらどうよ？

答え：　萌えた。

【お知らせ】2016年8月27日に双葉社さまより「四月馬鹿」の単行本が発売されました！詳細・試し読みはこちら→＜特設サイト＞https://t.co/xVQvXK2bKt
＜pixiv＞https://t.co/fBbOOBT76q pic.twitter.com/DeakQX7HbS
— 川辺蛙子 (@kawabeako) 2016年8月28日

試し読み　特設サイト
http://webaction.jp/Aprilfool/

なんというか、青春という果実の青汁男子だな。

雨ヶ瀬美男（ヨシオ）は、転校生。派手な見た目のせいで同級生からは遠巻きに見られ、上級生からは絡まれる毎日を送っていた。しかし、隣の席の桜田花だけは、やけに話しかけてくる。ある日、掃除をさぼるヨシオを見つけた花は彼を追いかけ、すったもんだあり、怪我をさせてしまう。最初は花をうっとうしく思っていたヨシオだが、その気持ちは徐々に変化していき――。Pixiv発人気漫画待望の書籍化！

Pixiv発で、川辺蛙子先生の初コミック。

ちなみに、蛙子先生は読みは「あこ」らしいけど、

通常は「かえるご」ってよんで、オタマジャクシのことです。これ豆ね。

ヨシオ君は突っ張っている少年です。

ケンカは強いが、話し方がつっけんどんで周りとも浮いちゃってます。

まあ、青いというか、なんというか、青汁だだもれ。

一方、花ちゃんは無駄に元気。

お約束。あー、はいはい（いい意味で）。

このあと、ヨシオ君は花ちゃんにとどめを刺されて病院送りになります。

なんだかいろいろ青い春系の勘違いやら

強い言葉が発動して、

二人の距離は遠くなっちゃうけど、

やっぱり花ちゃんがいい人でした。

基本的に花ちゃんがいい子なので、

ヨシオ君のヘタレ度合いが目に余る。

もう、ヨシオ君ったら、

こうして、ああして、グイッと、

……はっ！

すでに作者の術中にはまっている自分に気がついた！！！

あぶねー（ニヤニヤ）。

ヨシオ君、なにげに勉強できる。ヤンキーでなおかつ勉強もできるのに、このヘタレ度はいったいなんなんだ？

花ちゃんは勉強も料理もできない。

でも、いい子。

しかも無自覚。

ここは破壊力が強かった！かなり持っていかれました！！！

ヨシオ君が赤面して悶えるのを楽しむマンガですか、これは。

花ちゃんの自覚なさと、ヨシオ君の自意識過剰が

もう、どうにかしてくれ状態。

花ちゃんは料理の師匠に弟子入りして料理特訓をします。

料理に迷いを感じた花ちゃん。

髪の毛アップにしているのも可愛いです。

ヨシオ君はヘタレの青汁男子なんだけど、

やたらめったら赤くなる。

それも、すべて花ちゃんがらみ。

最後に赤くなったのは、やっぱり無自覚な花ちゃんのやさしさからでした。

マンガやアニメで出てくる、ほかの主人公より

ずっと現実っぽい感じの二人です。

主人公同士の距離感も、

周りの大人との関係も、

読んでいて青春って感じをうけます。

読者にとってはエア青春だな、これ。

Pixivのサインペンっぽい感じの絵もいいけど、

やっぱりペン入れした絵のほうが好き。

ふと自分が、かあちゃん視線で二人を見ているのに気付いた！！

だいたいゲーム pic.twitter.com/7Id9RUSoiq
— 川辺蛙子 (@kawabeako) 2016年9月28日

いや意外と、かあちゃんファンだぜ！

コミックは

もしもこの二人に続きがあるのなら、

（いや、Pixivにはすでにありなんだけど）、

RT＞単行本で桜田に料理を教えていた寡黙な師匠もその後、桜田に恋をしてしまいます。ヨシオと師匠の恋の行方を見守っていただければ嬉しいです！（詳しくはこちらhttps://t.co/qfHufMBgFg） pic.twitter.com/uHX2oUvA2D
— 川辺蛙子 (@kawabeako) 2016年9月25日

そう、それな！ししょー！！

そう来るよな！そうこなくちゃだめだよな！！

それでこそラブがコメる！！！

Pixivからこっそり取り上げてみますと、
【創作漫画】四月馬鹿5-(2)

【四月馬鹿】短編+ログ

これ、みみみみみみみみみみみ、見たい！

というわけで、

料理の師匠が今後どこまで頑張るか、

いやあ、ぜひきちんとした形で

2巻以降を見てみたいです。

御参考になりましたら幸いです。

追記：うわあー、作者さんからお返事いただいちゃいました！！！！