【感想】『人形の国(1)』弐瓶勉 ゴスで 球体関節人形で超構造体ときた!【ネタバレ漫画レビュー】
人形の国1巻でましたね!
好きな人だけにどっぷりはまって読んでもらいたい作品です。分からなければ、まあしょうがないですよね。『BLAME!』『シドニアの騎士』が好きなら絶対好きだと思います。
弐瓶勉先生で、
ゴスで、
球体関節人形か!
自然とニヤける……。単語並べただけでなんか妖しいです。 超構造体やヘイグス粒子、エナ(胞衣)とか聞き覚えのある単語も多数出ています。知らない人でも楽しめますが、弐瓶ワールドを知っている人ならなお楽しめる作品になっていると思います。マニアックな人にかなりオススメ!!
遺跡層におおわれた巨大人工天体「アポシムズ」。危険な「自動機械」や「人形病」に侵された者たちが彷徨う極寒の地表で暮らすエオ、ビコ、エスロー達は行軍訓練のさなか、強大なリベドア帝国の兵士に追われる不思議な少女を助ける。少女から託された「コード」と「七つの弾丸」、それは世界の運命を大きく変えるものだった……!! 『BLAME!』『シドニアの騎士』の弐瓶勉が描くダーク・アドベンチャー・ファンタジー開幕!
タイターニアはコード、七つの弾丸、そして小さな自動機械を持ってリベドア帝国から逃げています。追撃されていましたが、エスローたちに間一髪で救われます。
コードを使って瀕死のエスローは正規人形になります。人形になり鎧化した姿がこれです。手にある射出装置はEBTG(自在型弾体加速装置)です。AMB(対超構造体弾)を打ち出すことができます。
超構造体って単語『BLAME!』でも出てきていますね!EBTG(自在型弾体加速装置)は『重力子放射線射出装置』に似てません?
生き残ったエスローはリベドア帝国に仲間を殺されたため、リベドア帝国に逆らうタイターニアと行動を共にします。
敵役のジェイト、フューマとメガネの人(名前わからん)です。敵がちゃんと人間だっていうだけでなんかうれしいですよね!弐瓶ファンとしては!!今までの敵は奇居子(ガウナ)とか珪素生物とかでしたから。それはそれでエイリアン的な雰囲気があっていいんですけどね。
ということで、まだお話は序盤だと思いますが、弐瓶先生は立てたキャラを第1話から惜しげも無く殺しちゃいます。あっさりエオが?主人公がいきなり死んだ?とか思っちゃいました。だって、エスローが主人公だって最初思いませんでしたもん。ほのかな恋心的なデイナも死んじゃうし。ビコのラッキースケベなシーンもあれ? ビコってどうなったんでしょう?
『人形の国』は雪がベースになっているような感じで、画面が白いです。今までの宇宙空間や都市構造体の黒い画面とは異なる弐瓶ワールドが広がっております。ハードSFが好きな方にはたまらん作品だと思います。
いやもう、ハマってみろよ!弐瓶ワールドに!
だれだ?『シドニアの騎士』+『飲尿』で検索かけている奴は……?多分、最強に弐瓶先生のファンが増えた一瞬だったと思いますけど、弐瓶ワールドにはまるって、そういうことじゃないでしょ(ニヤリ)!
<試し読み>
あと興味ある人は劇場版「BLAME!」 弐瓶勉描きおろし設定資料集が出ますのでお見逃しなく!