勤務医開業つれづれ日記・3

「このマンガがすごい!2021」参加してます。あふれる”好き”を形に。マンガ感想とか書評を中心にしたブログです。

【感想】『モブ子の恋 2』 田村茜 (著) 悶絶続出!なにこれ尊すぎるだろう!!【マンガ感想・レビュー】

『モブ子の恋』出ました!

 

ツイッターで悶絶報告が続出していますが、読んでみたらスライディング土下座級に尊かったです。もじもじな2人にハートを撃ち抜かれちゃいました。

 

これはもう名作決定。

田中さんカワイイオブザイヤーです。漫画好きの必読書に指定しましょう。エロにおけるチラリズムと同じで、しのぶ恋とか、気づかれない恋心とか、そういう感じにわれわれは弱いのです。

 

『モブ子の恋』はゆっくり育む恋の物語です。二人がまっすぐに頑張ろうとする姿がとてもういういしいです。すっかりスレてしまった大人としては、二人がまぶしすぎて目がつぶれそうです。ものすごいオススメです!

 

  

 

 

脇役の恋に急展開…!?第2巻では、田中さんが想いを寄せる入江くん目線のお話も収録!正直、1巻よりもキュン度はかなりアップしています!少しずつ近づいていく2人の距離、その一つ一つの行動全てにキュンとすること間違いナシ!第1巻発売直後に売り切れ店続出!知っている人は知っている、今一番応援したいラブストーリー、待望の第2巻☆ 

 

 

入江くんと田中さんは同い年の大学二年生で、同じスーパーのバイト仲間です。一年ほど一緒に働いています。田中さんはすごい人見知りで地味な子です。入江くんにほのかな好意を持っています。

 

一方の入江くんはちょっと暗いけど優しい青年です。でも基本的に恋愛にはうとくて、自分の気持ちもよくわかっていません。

 

第6話

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それが恋だよ

 

同僚の金子さんから恋愛レッスン。入江くんは全然恋愛オンチなので、田中さんのことどう思っているか自分でも気がついていません。入江くんのことをそばで見ている金子さんは、じれったくて仕方ありません。

 

 

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誰かのことを考えてニヤニヤしちゃったら…

それが恋だよ

 

→ はい、恋でした!!

 

 

入江くんの正体不明な感覚は田中さんに対する恋心でした。いやもう、読んでいてニヤける。なんかこう、甘酸っぱいですねぇ。 

 

 

第7話 

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入江くんは風呂場で田中さんイメージトレーニング。

田中さんに好意を持っていることを自覚してから、入江くんは今までは目に入らなかった恋愛関係の事がちょっとずつ目にとまるようになってきました。風呂場でがっつり田中さんの妄想入っています。このうぶうぶ感がいいですね。

 

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アルバイトのみんなで水族館に行く話があって、田中さんは入江くんに参加するか聞きます。妄想ぎみな入江くんはリアル田中さんに赤面してしまいますが、水族館に行くことにしました。

 

第8話

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バイトのみんなで水族館に行きます。田中さんはまわりをすごい気にしますが、気にしすぎてはぐれてしまいます。入江くんが田中さんを見つけて、偶然ふたりっきりになります。入江くんは田中さんに聞いてみます。

 

今度どこか行きませんか

 

えらいな、入江くん!そしてきちんと答える田中さんもえらい。コミュ障だったらテンパって

「今度どこか行きませんか」

「はい、みんなで

とか答えそう。自分の心で絶対こう言っちゃうな、とか思ってしまいました。

 

 

第9話

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9話は初デート、田中さん視点です。田中さんは、待ち合わせから準備万端すぎて早く着きすぎてしまいます。

 

 

 

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二人で映画を見ますが、田中さんはとなりに入江くんがいるので全然集中できません。 

 

 

第10話

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第10話は初デート、入江くん視点です。入江くんは、待ち合わせから準備万端すぎて早く着きすぎてしまいます。

 

って、おまえら行動、そっくりすぎるだろ。

 

二人とも緊張して早く着きすぎてしまいます。

 

 

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映画でもとなりに田中さんがいると集中できない入江くん。ここで単行本読者は読者は気づくわけです。9話と10話、田中さんと入江くん、視点違うけど同じこと考えているじゃないですか。

 

お前ら、ラブラブすぎるだろ!

 

じっくり読むと、入江くんと田中さんがまるっきり同じことを考えていたり、ちょっとした違いがすごいいいです。丁寧に作り込んである感じがして9話と10話はすごいよかった! 

 

 

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映画の後、喫茶店に寄って、そのあとの公園でのひとこま。田中さんがいつも伏し目がちなのがかわいすぎる。「はい」って言うのに入江くんの目を見れないのが田中さんらしいです。

 

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”ふたりで”

 

→さあ、盛り上がってまりましたぁぁぁ!!!!!

 

『モブ子の恋』は分岐部だらけです。

ちょっと勇気がないとグタグタになってしまいそうです。でも方向は入江くんと田中さんがくっつくかくっつかないかだけ。水族館の初デートのお誘いでも、今回のデート後の約束でも、ちょっとだけ間違うと友達の遊びになっちゃいます。その方が気が楽でいいんだけどね。

 

驚くべきは田中さんの中押し力だな!入江くんが「またどこか行きませんか」って聞いてきて田中さんが「はい」っていうのは当然ありですけど、「ふたりで」ってなかなか言えないですよね。「はい、みんなで」とかいったらそこで試合は終了ですよ。

 

あとは意外に入江くんのボディタッチが頻回だ。

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(『モブ子の恋』1巻より)

 

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(『モブ子の恋』2巻より) 

 

もちろん無意識というか親切心で入江くんはやっているんだろうけど、そういう接触に無縁な田中さんには毎回電気ショック的なインパクトがあるわけです!

 

 

特別編

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さてメインストーリーとは別に、特別編で個人的に好感度が急上昇したのが篠崎さんです!こういう子、好きだな。見た目とっつきづらくてもきちんと仕事を整理して理解できるってなかなかいないですよ。

 

 

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 しかも、お手製マニュアルの改訂版まで作ってあるし!小冊子でカラー版とか、マニアックすぎる。自分もこういうマニュアル作成するタイプですので、篠崎さんはすごいいいな。管理人的にスタッフに欲しいナンバーワンです。

 

 

まとめ

入江くんと田中さんの初心者ペアがスライディング土下座級にすばらしかったですね。田中さんカワイイオブザイヤーな2巻でした。お互いに対人関係が苦手な二人が一生懸命に頑張ります。たどたどしくて、ういういしくて、そして相手に対してまっすぐです。

 

きちんとデートに誘うのが入江くんなのも好感度高いですよね。そして意外と田中さんがみんなとじゃなく「ふたりで」って感じなのもすごいです。田中さんもちょっとしたことが気になるのに、キーポイントでは結構やるな!

 

基本的に映画館とか水族館って背景が暗くて、スクリーンや水槽が明るいから非日常的な感じですよね。いままでとは違う感じがするからデートスポットとしていいですよね。久しぶりに水族館に行ってみたくなりました。

 

金子くんや安部さん、篠崎さんとサブキャラも立ってきていますが、2巻後半はすっかり二人っきりの世界になっていましたね。これからいったいどんな展開になるのでしょう?ものすごい期待しちゃいますね。悶絶必至の2巻でした。はー、いいもの見ました。すごいオススメです!!