【感想】『であいもん(2)』 浅野りん 京都、和菓子、子育てでラブがコメてきた!【ネタバレ漫画レビュー】
『であいもん』2巻です!いいですね。雰囲気がとっても好きです。1巻も重版かかっているようですし、めでたいですね!
2巻はやっぱり美弦ちゃんと佳乃子さんですよね!美弦ちゃんは高校生だし、佳乃子さんは元カノです。しかも別れた理由がお互いに勘違いだったみたいだったりして……。夢ばっかり追いかけて、てんでダメな和くんが意外にもててるな!
個人的に浅野りん先生の絵が好きです。 漫画が上手いって感じがしますよね。京都、和菓子、子育て、って人情物の典型みたいな条件ですが、さらに和くんの能天気キャラにラブがコメてきて期待の作品です!
父親代わりを任されたものの、一果との微妙な距離感を詰めきれずにいる和のもとに、元カノが現れて事態はさらにややこしく…。「祇園祭」「五山送り火」など、夏の京都の風物詩が盛りだくさんの第2巻!
東京でコミックバンドをやっていた和(なごむ)は10年間芽が出ません。実家の和菓子屋「緑松」の父が倒れて京都に戻ることに決めました。でも10年ぶりにふらっと帰った実家ではあまりいい顔をされません(当たり前ですが)。
一果ちゃんは「緑松」に預けられている10歳の女の子。お父さんとお母さんに捨てられた状態です。和くんは一果ちゃんのお父さんがわりになれないか、気を揉みます。
「緑松」で働いている職員や一果ちゃんの両親、そして「緑松」の引き継ぎといろいろな問題を和くんは持ち前の楽天的なキャラで乗り越えていきます。
美弦ちゃん
「(佳乃子さんは和くんと)もう別れてるって話やし」
美弦ちゃんは「緑松」でアルバイトをしている高校生です。1巻でアマの音楽活動をしていて、同じくアマで音楽活動をしていた和くんに勇気をもらいます。それ以来和くんのことが気になって仕方ない感じです。元カノの佳乃子さんと一果ちゃんと3人でご飯を食べてなんだか変な感じになります。
美弦ちゃんの言葉を聞いて、目が点になる一果ちゃん。
1巻でも美弦ちゃんに和くんのことを真剣になるのは、もうちょっと考えたほうがええと思う、って念を押したのにね。美弦ちゃん、やっぱり本気だったんかい!
佳乃子さん
「(美弦ちゃんは)まァ たかだか高校生だし?」
元カノの佳乃子さんの言葉は重い!東京でダメバンドを続けていた和くんの恋人で、京都まで追いかけいてきた佳乃子さん
佳乃子さんの言葉を聞いて、目が点になる一果ちゃん。
やばい、佳乃子さんも本気だ……。
そんな一果ちゃんの心の声が聞こえてきそうです。これは今後絶対にニヤニヤするようなトラブルになるな!和くん、モテるな!!
一果ちゃんと和くん
運動会での一コマです。一果ちゃんは突っ張ってますが、やっぱり小学生です。和くんもお店の人も本当の両親にはなれないけど、親代わりとしてやさしく一果ちゃんをささえます。
2巻のラストでは一果ちゃんのオカンを名乗る女性が出てきて、また波乱の予感です。「祇園祭」「五山送り火」と、いろいろな出来事が京都のイベントとうまく絡ませているのも作品の楽しみの一つです。
これから一果ちゃんが両親とどうなって、和くんが和菓子屋の実家とどうなって、さらには佳乃子さんや美弦ちゃんとどうなるのか?いろいろと期待の作品です。おすすめです!
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