【感想】『スタンドバイミー・ラブレター』増田里穂 がすばらしく青春してた件【ネタバレ漫画レビュー】追記:増田里穂先生からお返事いただきました!!
「熱があがる」
キュンキュンするような一冊がでましたね!
これは当たりだわ。 葉月ちゃんも周平くんも青春しているな!!夏が似合いますね。
最後のワンシーンまで見入っちゃうような作品でした。
夏休み直前。葉月は名前も知らない男子からラブレターをもらいます。彼の名前は泉周平くん。初めてのことに戸惑った葉月はその告白を断ってしまい…。「友達なら──…」そんな関係で始まった夏休み。でも葉月の目は泉くんを追ってしまい…。
単行本では残念ながら白黒ですが、作者もお気に入りという扉絵のカラーです。
この絵、すきだー。表紙も好きだけど、こっちが表紙でもおかしくないよね。
葉月ちゃんは高校一年生。まわりはいろいろと浮ついてきているけど、自分はまだあんまり恋愛とか異性とか、憧れより不安のほうがつよい。
そんな葉月ちゃんですが、夏休みの直前に泉周平くんにラブレターを手渡されてはじめて告白されます。でも、周平くんのことをよく知らない葉月ちゃんはお断りしてしまいます。
「高1のはじめ
同級生の男の子の赤くなる頬を」
うわあお。いいですね。
「……逃げられた」
その後、急に意識しはじめた葉月ちゃんに逃げられる周平くん。
けっこう凹みます。そりゃそうだ。周平くんは人気者で、クラスの違う葉月は基本、腰は引けてるんだけど、ついつい視線で周平くんを追いかけ始めます。
「……こんなのはじめてだったから
どうしていいか わかんなくて」
周平くんは葉月ちゃんに友達になろう、といいます。周平くん、なんだかせつないね。
全部で4話構成で、
第1話は告白と花火大会
第2話は図書館&お手手つなぎ問題
第3話、第4話は衣替えと文化祭
という感じです。
そうか、夏のイメージだったけど3、4話は衣替えのあとの秋になるんですね。
最初に告白を振ってから始まるラブストーリーってありか!?と思いましたが、これはいいですね。全ページ、ニヤニヤしながら読みました。
「熱があがる」
そりゃ、上がるわな(笑)。どんだけ熱いのよ、二人とも。
熱が上がりづらいものが 一度高温になったら冷めずらいからね、物理学的に。
最後の数ページなんて、もう二人ともほっかほかで見てらんなかったね。キャーキャー言いながら読んだけど。
周平くんの男っぷりがいいです。
いとこにはヘタレ呼ばわりされますが、ちゃんと行動するタイプです。
告白もちゃんとするし、手をつないだり、名前よんだり、なにより振られても葉月ちゃん一筋。周平くんがちゃんと要所要所でリードしてますから、すべては葉月ちゃん次第なわけです。
すれ違いながらラストページに向かって二人の想いがつのっていきます。ぜひ本編を見てみてください!!葉月ちゃんも周平くんも末長くお幸せに!
少女漫画の王道路線で1巻完結、かなりおすすめでした。
追記:増田里穂先生からお返事いただきました!うれしいです。これからも応援したいとおもいますので頑張って下さい!!
@2008med 感想読みました〜うれしいですありがとうございます。がんばりますのでどうぞよろしくお願いします^^
— 増田里穂_最新コミックス1/25発売 (@mushrooooo_m) 2017年2月15日