勤務医開業つれづれ日記・3

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【感想】『北北西に曇と往け 1巻』 入江 亜季 (著) ここから始まる。それはきっと人を知り、世界を知る物語。【マンガ感想・レビュー】

『北北西に曇と往け』1巻出ました!

ものすごく良かったですね!入江亜季先生の作品、ほんとうに大好きです。入江先生はキャラクターの奥行きが深くて、一面だけを表すことはほとんどありません。主人公もそうでないキャラクターもみな多くの面を持ち合わせています。

 

登場人物たちはみな多くの葛藤を乗り越えていきますが、本当にみんなキラキラしていますよね!物語の深さ、キャラクターの奥行き、そして入江先生が最終的には人を信じているというか、世界の成り立ちを肯定しているスタンスが本当に好きです。前作『乱と灰色の世界』の子供的なかわいさから大人に変わっていく乱ちゃんや、超悪役なのに最後に泣かされた凰太郎とか、もういろいろなことがオーバーラップしてきます。

 

お話はまだ序盤ですが、色々な要素がすでに見えてきています。入江ファンも待ちに待った2年ぶりの新作です。慧や三知嵩、ジャックやカトラそしてリリヤたちがこれから一体どんな話を紡いでいくことでしょう。入江先生が作り出す人と世界を読むことは本当に楽しみです。

 

新刊にあわせて、ようやく『乱と灰色の世界』『群青学舎』もKindle化されたようです(1、2)。『乱と灰色の世界』は最高の作品でしたから、もっと多くの人に読んでもらいたいです。当ブログ2017年漫画ランキングで6位に入れさせてもらっています(3)。

 

ものすごくオススメです! 

 

 

 

御山慧(みやま けい)

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高校中退の17歳です。日本人ですが両親の死亡での祖父、ジャックに引き取られてアイスランドに住んでいます。瞳はブルー。いまは暇つぶしに探偵業をやっています。

 

カトラ 

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慧の祖父、ジャックに一目惚れした女優さん。アイスランド在住。運がいい、とは本人の弁。ほんとうかな?ふわふわしたキャラかと思いましたが、意外と慧の世話もちゃんとしてくれてたりしています。

 

ジャック 

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慧の祖父、ジャック。アイスランド在住です。花の名前を学名で言ったり、周りに鳥が集まってきたりと、学者系なのかもしれませんがよくわかりません。女ったらしで、口説き文句は「名前を言わなかったのは、また会えたら運命だから」

 

リリヤ 

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カトラの姉の娘(だから姪)。音楽をやっているそうで、慧とおなじ17歳。

 

御山三知嵩(みやま みちたか)

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慧の弟です。両親の死後、三知嵩だけは日本の叔父夫婦にひきとられて暮らしていました。不動産屋さんの市外局番が048なので埼玉県のようです。

 

叔父夫婦と連絡が取れなくなり、弟も行方知れずになります。アイスランドで慧と再開しますが、いろいろなことが隠されているようです。

 

 

まとめ

ということで、まだまだお話は序盤ですがこれから一体どうなるのでしょう?前作『乱と灰色の世界』で展開されたお話とは全く違う展開のようですが、すでに

入江節が炸裂

しまくっています。このキャラクターたちのテンポというか間がすごくいいですよね。

 

前作『乱と灰色の世界』との比較だと、乱ちゃんのような天真爛漫で天才肌の明るいキャラがリリヤの役割かな?母親役の漆間静さんはカトラで、父親役の漆間全さんはジャックですよね。

 

凰太郎のような役割が三知嵩なのでしょうか。凰太郎ははっきりした悪の役割を前作では果たしていましたが(でも最後に泣かされたけど)、今作の弟の三知嵩はなにか立ち位置がはっきりしません。慧が探偵業であることもあって謎解きの要素が多い印象です。

 

慧は前作の数少ない一般人である誠くんみたいな役割なのかも知れないけど、キャラクター的には洲々呂みたいな感じ?決まった女性はいないし、実力あるし。かくれた秘密もありそうだしなかなか読み進めるほどに味が出てくる主人公ですね。ここからリリヤと慧はどうなっていくのでしょう?珊瑚ちゃん漆間陣(乱ちゃんの兄)みたいなホカホカなカップルになるのでしょうか?期待です。

 

 

 

北北西と聞くと「北北西に進路を取れ」という有名なヒッチコックの映画を思い出します。実は映画タイトルは”North by Northwest”で、実際にある方角ではありません。実際の方角である「北北西」は”North-NorthWest”ですからタイトルとは異なります。いわば映画のタイトルは架空の造語なんですね。

 

『北北西に曇と往け』の英語タイトルが”North by Northwest”が入っているならヒッチコックベースで、”North-NorthWest”なら映画と関係ない、ってことだと思うのですが、

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アイスランド語ですか?全くわからないです。ということで、タイトルの考察はとりあえず保留です。

 

 

待ちに待った入江亜季先生の新連載です。入江先生の作品は独特の雰囲気があるので、好きな人は中毒性が高いです。もうピンときたら過去作もふくめて読んだ方がいいですよ。

はまるよ!はまっちまえよ!!

 

ということで管理人的には最高にオススメで、期待の一冊でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(1) 

 

(2) 

 

(3) 

kaigyou-turezure.hatenablog.jp

 

 

 

 

ご参考になりましたら幸いです。