勤務医開業つれづれ日記・3

「このマンガがすごい!2021」参加してます。あふれる”好き”を形に。マンガ感想とか書評を中心にしたブログです。

■『神様の横顔』朔ユキ蔵 がゾクゾクするような名作だった件!【マンガ感想・レビュー】

 

 

 最近、楽しく読ませてもらっている「いつかたどり着く」さんで紹介されていました。『神様の横顔』が、ベスト20のなんと2位!この漫画、知らなかった!

 

www.itutado.com

 

し・か・ も!朔ユキ蔵先生ですよ。

私は過去に朔ユキ蔵先生のお慕い申し上げますでかなり精神的に持って行かれたことあります。「お慕い申し上げます」1、2巻をはじめて読んで、うわーってなって、すぐに岩波文庫の「ブッダのことば―スッタニパータ」、買っちゃいましたもん(『つゆダク』は性欲的にもっていかれましたけど(笑))。

 

知らなかったので、当然『神様の横顔』は、当ブログの2017年ランキング111には入っておりません。自分の勉強不足を痛感しながら、正座して読んでみました。

 

で、感想は……、

 

 

 

面白いじゃん!!

ゾクゾクするじゃん!!!

 

 というわけでレビューしてみました。

 

 

 

 1935年、演劇を学ぶ少年たちが集う千鳥芸術学校。「舞台の真ん中に立ちたい、スターになりたい」という夢に向かって、誰よりも激しい努力を重ねる少年・千鳥敬太郎と、彼の前に現れた、秘密を抱える新入生・麦蒔摂。“才能”をめぐる格闘の物語がいま、開幕のベルを鳴らす。演劇の天才vs.秀才を描く、朔ユキ蔵渾身の最新作! 努力は才能を超えることができるのか――二人の闘いから目を背けてはならない。

 

 

 第二次世界大戦前夜、演劇を学ぶ千鳥芸術学校が舞台です。

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二年生成績トップの敬太郎は、努力の人です。第1話で理事長からいきなり「首席スターではない」、と言われてしまいます。敬太郎の苗字は千鳥。学校の名前も千鳥芸術学校であり、祖父の代から学校の理事長をつとめています。学校経営者の親族なのに全く優遇はされていない様子。

 

 

 

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は理事長に「神に選ばれたスター」である、と言われて入学します。演劇の天才です。でも、いろいろとなんだかです。才能はずば抜けていますが、あまりにも才能にくらべて他の身体的な要素が劣っています。

 

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一年生と二年生は「ジュリアス・シーザー」を演じることになります。

 

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現時点で努力家の敬太郎が主役をやるのだとみんなが思っていましたが、従者ストレイトーをやることになります。摂は才能はありますがあまりに演技そのものができていません。しかし、主役のブルータスを演じることになります。

 

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 演出家、川鴉淳一。1巻では登場のみですが、2巻で早くも摂の才能をいち早く見抜き、そして弱点も理解します。

 

 

2巻から話は加速します。2巻冒頭で波乱の「ジュリアス・シーザーの舞台が上演されます。演出家の川鴉は舞台の本質を見極め、そして学生たちの指導に入ります。

 

 

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川鴉の同じ課題について悩む二人。しかし、努力家と天才の差がここにも表れてしまいます。

 

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 そして、次の舞台は「新説 天草四郎時貞

 

むかし、かわぐちかいじの「アクター」という漫画(古いな!)で、『四谷怪談』伊右衛門一人を二人が演じて二人一役で映画にするという作品がありました。でも、5人一役って一体なんだそれ?摂と敬太郎も5人一役のひとりに選ばれます。

 

そして2巻の最後で秘密が……、

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あれ、摂と敬太郎?なんか急接近アンド急展開してませんか???

と、いうところで2巻終了です。すぐに続きが読みたいデスネ!!

 

 

未完の天才努力家のそれぞれの葛藤があります。さらには第二次世界大戦前夜という時代背景もちらちら気になります。

 

 

でも、残念ながら『神様の横顔』は現在休載中です。朔ユキ蔵先生はご病気の療養中のようです。

 

 

 ご無理なさらず、ゆっくりとご加療してください!一ファンとしてお待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あと、 朔ユキ蔵先生の『お慕い申し上げます』は名作ですね。もしも未読なら、全6巻ぜひおすすめです!

 

 

朔ユキ蔵先生の『つゆダク』は単なる「エロ本」ですので、ご注意を。管理人は好きだぜ(笑)。実は朔ユキ蔵先生って女性なんですよね。

 

 

 

 

 


ご参考になりましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

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